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【オウンドメディア担当者向け】KPIを達成する6つのポイント

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Sambushi編集部です!

オウンドメディアの運営を成功させるために、重要となるKPIの設定。KPIは日本語にすると「重要業績評価指標」と呼ばれ、最終的なゴールであるKGIを達成するための小さな指標と捉えることがほとんどです。

担当者であればこのKPIと向き合うことになりますが、「オウンドメディアのKGIに対して適切なKPIを設定できているのか」と気になったことはありませんか。

KGIさえ達成できればいいとKPIの設定をおざなりにしていると、足元から崩れてしまうこともあります。

そこで今回はオウンドメディアのKPI設定と、確実に達成するためのポイントをみていきます!


Point1. 具体性をもたせること

KPIを設定するにあたって大切なことは、具体性をもたせることです。

例.月間100万PVをKGIと設定した場合
1ヶ月を4週とすると⇒週間で25万PVが必要
平日の5日間に毎日1記事を公開した場合⇒1記事あたり5万PVを獲得が必要

「月間100万PV」のKGIだけではみえてこなかった「1記事5万PV」という具体的なKPIがみえてきます。さらに細分化すると、狙ったキーワードで検索順位1位を獲得した場合にどれくらいのPVを見込めるか、といったところまで設定を練るケースもあります。

KPIが具体的であればあるほど、KGIへの道のりが明確になります。1日5万PVを獲得するために狙うキーワードや商材を考えるなど、具体的な行動にまで落とし込めるからです。

Point2. 現実的な目標数値を設定する

いくら具体的なKPIを設定したとしても、実現できるKPIでなければ意味がありません。KPIを掘り下げていくうちに「このKPIは現実的ではない」「達成するのはどう転んでも不可能だ」と感じた場合は、KGIの設定がそもそも間違っている可能性があります。

また、KPIの数値が高いと、達成しようといくら頑張っても結果が追いつかず、プロジェクトメンバー全体のモチベーション低下につながることもあります。反対に容易過ぎるKPIだと、KPI達成のための努力を怠り、成長の機会を失ってしまう可能性もあります。

そのため、自分たちの力量や過去の実績を踏まえた上で、実現可能な目標数値を設定することが大切です

KPIの検討の際は、Web担当者および責任者が一人でKPIを設定するのではなく、実行するプロジェクトメンバーとブレストをしながら決めると良いでしょう。

Point3. プロジェクトの段階や目的に合わせてKPIを設定する

KPIは設定して終わりではありません。実際には現時点での運営状況を鑑みながら、柔軟に変更していく場合がほとんどです。

理由としてはプロジェクトメンバーの異動をはじめとする内部要因や、Googleの検索エンジンアルゴリズムのアップデートといった外的要因までさまざま。そのため、オウンドメディアの運営というプロジェクトのフェーズや、そのときの目的に合わせてKPIを柔軟に変更していきながら設定しましょう

フェーズごとに設定するKPIは、あとで変更することを前提にしても問題ありません。最初からすべてを予測することは不可能に近いことであり、敷いたレールの上を思い通りに進めることの方が珍しいです。

変更する=失敗とは考えず、「結果と状況によってKPIは変えるもの」ということを頭に置いて取り組んでいきましょう。

Point4.逆算で KPIツリーを作成する

KPIを設定しようとしても全体像がハッキリしない場合があります。そのような状況を打破するためには、まずは逆算することでKPIの数値を決めていきましょう。

例.成約率2%オウンドメディアで「成約数100件」をKGIとした場合


100(成約数)÷0.02(成約率)=5,000(UU)
5,000(UU)が必要となり、一つのKPIとして設定できる


また、訪問数3,000(月間平均)でリピート訪問率が20%だった場合は、不足している2,000を新たにリピート顧客として生み出すには

2,000(UU)×0.2(リピート訪問率)=10,000(新規訪問者)

10,000(新規訪問者)が必要となり、新たなKPIとして設定ができる

このようにゴールであるKGIと現状の数値を照らし合わせていくことで、KPIを逆算で求めていきます。

  • どのような成約を獲得したいか
  • プロジェクトの成約率は何%か
  • KGI達成のためにはどれくらいの訪問者が必要か

この3点を意識していきましょう。

また、KPIツリーをあわせて作成することもおすすめします。KPIツリーは、文字通りKPIをツリー状の図に表したものです。KGIから伸びた枝がKPIとなり、細分化したKPIが細かく分かれている図になります。

段階的な指標を図で表すことによって、自分たちが何を目指しているのか、そして最終的にどうありたいのかをすぐに把握できるのがKPIツリーの大きなメリットです。

ツリー化することによってKPI達成までのビジョンが立ちやすくなります。

Point5. オウンドメディアに関する知識を深める

オウンドメディアでKPIを達成したいのであれば、当然ですがオウンドメディアに関する知識が必要です。とくに個人ブロガーやアフィリエイターも参戦するインターネットメディア業界は、勉強せずに勝ち上がるのが厳しい時代へ突入しています。

主に挙げられる知識としては、以下の4つです。

  • SEO対策
  • Webライティング(セールスライティング)
  • SNS運用
  • インターネット広告

それぞれの知識が突き抜けていれば文句なしですが、最低限の知識がないとオウンドメディアの運営をするのは難しいといえます。

SEO対策の知識がないと、検索エンジンでオウンドメディアを露出できません。Webライティング(セールスライティング)の知識がないと、読者に売れる文章が書けません。SNS運用やインターネット広告を活用できないと、認知度の向上も見込めません。

ここで挙げた知識はいずれも幅広く、深い知識量を求められます。Webマーケティングの世界は目まぐるしく進んでいくので、絶えず学び続ける姿勢が大切です。

Point6. 外注を検討する

オウンドメディアの運営方針が定まっても、充実したコンテンツを発信し続けることは大変です。社内に専門的な知識をもった人材がいない場合や、人員的リソース不足の場合は、外注を検討すると良いでしょう。

副業を解禁する企業が増えてからは、Webライターの数が増えました。中には企業で得た知見を生かせるライターや、SEO対策に特化したライターなど、リソースを埋めてくれる人材に出会えるケースもあります。

個人とのやりとりを避けたい場合はWebライティング制作代行会社がおすすめです。ただし、外注はあくまでも外部の人間によるもの。自社の商品やサービスは自分たちの方が詳しく、オウンドメディア運営にかける熱意も大きいです。

完全に委託してしまうのではなく、ディレクターのようなポジションで指揮を執れるWeb担当者でいるのがベストといえます。

まとめ

KPIはただぼんやりと設定するのではなく、具体的かつ現実的な目標数値にしましょう。KPIを設定してKPIツリーへ落とし込むと、日々の業務における方向性や目標が明確化し、プロジェクトメンバーの仲間意識が生まれモチベーションにつながります。

Web担当者のオウンドメディアに関する知識や技術も必要不可欠です。リソース不足が課題の場合は、予算と相談しながら外注を検討しましょう。フリーランスや制作代行会社など、外注の選択肢はたくさんあります。

今回ご紹介したKPI設定のやり方と達成のためのポイントを参考に、自社オウンドメディアのKPIの達成ひいてはKGIへの到達を目指してみてください。

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