NO IMAGE

オンライン面接こそ「アイスブレイク」が重要?おすすめのネタ・質問アイディア例も

スーツを着た男性

アイスブレイクとは、面接や会議などの場で取り入れられるコミュニケーションの手法で、参加者の緊張をほぐすことが目的です。オンライン面接でも有効のため、面接官は知っておいて損はないでしょう。本記事では、アイスブレイクの意味やメリットを始め、オンライン面接で使えるアイディア例とポイントを紹介します。


アイスブレイクの意味

電球マークが描かれた紙

アイスブレイクとは「氷(アイス)を溶かす(ブレイク)」という意味で、面接や研修、会議などの場にて参加者の緊張感を緩和するために行うコミュニケーションの一種です。重要な話を始める前に簡単なゲームや雑談などをして、参加者の緊張感や場の雰囲気を和ませるのが目的です。

アイスブレイクは冒頭に取り入れるのが一般的ではありますが、研修や会議が長時間の場合は途中にアイスブレイクを挟むこともあります。

オンライン面接でアイスブレイクを行う3つの目的

オンライン面接を受ける女性

直接ではなく、画面越しでやり取りをするオンライン面接。アイスブレイクを行う最大の目的は、候補者の緊張感を和らげることです。その他、自社に対して好印象を与える意味合いも持ちます。ここでは、オンライン面接でアイスブレイクを行う3つのメリットを見ていきましょう。

1.候補者の緊張を和らげる

候補者の多くは、初対面の面接官を前に緊張するものです。また、オンライン面接はタイムラグがあったり、相手の感情が伝わりづらかったりと特有の難しさがあります。人によっては、緊張によって思うように話ができないこともあるでしょう。冒頭にアイスブレイクとして雑談などをすることで、候補者の緊張が和らいで面接がスムーズに進みます。

2.候補者の本音・素顔を探る

オンライン面接に不慣れな候補者は、より緊張しやすいものです。緊張により本音を伝えられない、本来の能力をアピールできない、なんてこともあるでしょう。

また、面接では自分のPRに注力するあまり、苦手とする部分を打ち明けない候補者は少なくありません。候補者が自社の理想とする人材像と一致しているか判断するには、良い部分だけでなく苦手とする部分も知ることが大切です。アイスブレイクを行って候補者の緊張を和らげ、本音や素顔を探っていきましょう。

3.自社に対して好印象を与える

オンライン面接や面談の開始後、すぐに本題に入ると候補者は事務的な印象を受けてしまいます。現代は、会社の評判や口コミを気軽に書き込めるサイトが豊富です。面接・面談を受けた候補者の中には、それらのサイトに書き込みをする人もいるかもしれません。

自社のマイナス評価につながることを避けるために、仮に採用には至らなかったとしても、自社に対して好印象を与えたいところです。面接・面談の前にアイスブレイクを行って候補者の心に寄り添うことで、「真摯な対応をしている会社なんだ」と感じてもらえるでしょう。

オンライン面接で使えるアイスブレイクのアイディア例

ノートパソコンを操作する男性

アイスブレイクは何を話しても良いわけではありません。面接という場であること、候補者の多くが緊張していること、そしてオンラインで行う面接であることを踏まえた上で、質問内容を考えることが大切です。そこでこちらでは、オンライン面接で使えるアイスブレイクのアイディアを、実際の質問内容を交えて紹介していきます。

オンライン面接の経験を尋ねてみる

通常の面接では来社方法などを尋ねるのが有効ですが、オンライン面接ではそうもいきません。そこでおすすめなのが「オンライン面接を受けたことはありますか?」という質問です。

「実は初めてで…」と打ち明けられた場合は、「操作方法なども含めて、分からないことは遠慮なく質問してくださいね」などと答えることで、候補者は気持ちが楽になるでしょう。

また、候補者が新卒採用の場合は「大学ではオンライン授業を受けていますか?」と、中途採用の場合は「現在の職場ではリモートワークをされていますか?」と質問をすると、自然な流れで会話が広がっていきます。

天気に関する話をする

オンライン面接は開催場所を問わないため、遠く離れた土地にいる候補者と話をすることもあります。「東京は暖かくなってきましたが、そちらはいかがですか?」「気温の変化が激しいですが、体調に変化はありませんか?」など、天気に関する話もおすすめです。

また、候補者の住む土地が台風や大雪などの被害があった際は、「先日は大変でしたね。ご自宅やご家族はご無事でしたか?」と、案ずる言葉をかけると良いでしょう。

時事ネタを振ってみる

アイスブレイクの話題が思い浮かばない場合は、時事ネタが有効です。「先日のオリンピックはご覧になりましたか?」「ワールドカップの〇〇戦はすごかったようですね」などと振ってみることで、会話が盛り上がる可能性があります。

ただし、候補者が知らない話を振ってしまうと逆効果なので、誰もが知っているであろう内容を選びましょう。また、宗教や支持政党にまつわる内容や、学生運動など社会運動に関する内容は厚生労働省※が禁止事項として挙げているため要注意です。

※出典:公正な採用選考の基本|厚生労働省

緊張しているか質問する

候補者が明らかに緊張している様子の場合は「緊張していますか?」と、あえて質問してみる方法がおすすめです。「はい」「いいえ」の2択なので候補者からすると答えやすい上、面接官からしても返答に合わせた対応ができるメリットがあります。

「はい、すごく緊張しています」などと返答があった場合は、「私も採用面接では緊張しました。いつも話している時のように、リラックスしてくださいね」と心に寄り添う言葉をかけると、候補者が話しやすくなります。

もし「いいえ、緊張はしていません」と返答があった場合は、「弊社はプレゼンなどの機会が多いので心強いです」と、候補者の自信につながるような一言をかけると良いでしょう。

オンライン面接におけるアイスブレイクのポイント

笑顔の女性

オンライン面接では接続状況を確認すること、アイスブレイクの時間の目安を決めておくこと、伝わりやすい話し方を意識することがポイントです。それぞれ詳しく紹介していきます。

相手の接続状況を確認する

どちらかの通信状況が悪いと映像が止まる、音声が聞こえなくなるなど、オンライン面接に支障が生じるため、開始後に「接続や通信状況は問題ありませんか?」と確認しましょう。

また、面接の最中に接続・通信状況が不安定になると候補者によっては慌ててしまうため、「もし途中で通信や接続状況がおかしくなったら教えてくださいね」と、一言添えると安心感を与えられます。

アイスブレイクの時間を決めておく

アイスブレイクは長すぎず短すぎない、ちょうど良い時間配分にすることが大切です。長すぎると面接という雰囲気でなくなってしまう、もしくは肝心の面接時間が短くなってしまいます。一方、短すぎると候補者の緊張が和らがず、アイスブレイクとして機能しなくなる恐れがあるためです。

一般的に、アイスブレイクとして使う時間は面接全体の約5%とされます。つまり60分の面接を例に挙げると、3分~5分が基準です。とはいえ、この数値はあくまで目安ですので、候補者が明らかに緊張している場合は少し長めに、緊張していない様子なら短めにするなど、状況に応じて臨機応変に対応できるのが理想です。

相手に伝わりやすい話し方を意識する

オンライン面接ではタイムラグが発生したり、細かな表情が確認できなかったりするため、面接官は伝わりやすい話し方と通信状況を意識しましょう。通信状況によって音声が聞き取れなかったのに、候補者の性格によっては言い出せないことも考えられます。

そのため、アイスブレイク時に「カメラやマイクに不具合はないですか?」「途中で声が聞き取れなかった、映像が止まってしまった場合は教えてくださいね」と、あらかじめ伝えておくと良いでしょう。

また、普段より少し大きな声でゆっくり話す、候補者が話している最中に頷くなど、話す・聞く姿勢を意識することもポイントです。

アイスブレイクはWantedlyのカジュアル面談でも活用を

Wantedlyのメインページ

アイスブレイクはWantedly(ウォンテッドリー)のカジュアル面談でも有効です。ここでは、カジュアル面談の概要とアイスブレイクの活用方法、おすすめの代行サービスを紹介します。

カジュアル面談は企業と候補者の理解を深める場

カジュアル面談とは、企業の社員と候補者が面接前に会い、気軽な会話の中で互いの情報を交換する場です。面接官が質問をする面接とは違い、候補者からも質問できるのが特徴です。カジュアル面談では双方の理解が深まるため、実施によってミスマッチ防止につながります。

カジュアル面談はオンラインでも実施可能

Wantedlyのカジュアル面談は、オンラインでも実施可能です。募集記事に「オンライン面談OK」というバッジを表示することで、候補者にアピールできます。オンライン面談を取り入れることで、気軽に参加できる候補者が増えるかもしれません。自社の魅力を伝えることで、理想とする候補者が応募してくれる可能性が高まるでしょう。

カジュアル面談は合否に関係ない

カジュアル面談は面接ではないため、合否には関係ありません。実施する際はアイスブレイク時にその旨を伝え、候補者から気軽に質問できる雰囲気をつくりましょう。

Wantedlyの運用は代行サービスを利用できる

Wantedlyは、新時代の採用オウンドメディアです。その特徴は、求人ページに報酬や福利厚生などの記載がNGで、企業と候補者が“共感”でマッチングするところ。ブログのような記事を簡単に作成できるストーリー機能などで、自社の魅力を存分に発信できます。

ただし、募集記事やストーリー記事、スカウトメールの作成など、基本的にはすべて自社で対応する必要があります。ノウハウや人手不足の場合は、対応が難しいことがあるかもしれません。

そんな企業におすすめなのが、株式会社リファイドが行うWantedly代行サービスです。メインページや募集記事、ストーリー記事、スカウトテンプレートの作成に加え、応募者への一次対応と応募者の管理までお任せください。

オンライン面接はアイスブレイクで候補者の本質を見抜こう

面接官が映るノートパソコン

候補者の緊張感をほぐすために行う、アイスブレイク。オンライン面接に慣れておらず、緊張している候補者の心に寄り添った話をすることで、その後の面接がスムーズに進みます。候補者の素顔を知ることは、採用のミスマッチ防止につながるため企業側にもメリットがあります。適切なアイスブレイクを取り入れ、候補者の本質を見抜きましょう。

また、Wantedlyの運用にお悩みを抱えている方は、ぜひリファイドまでお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム

    NO IMAGE
    最新情報をチェックしよう!