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Sambushi編集部です!
記事のタイトルはSEOにおいて重要な要素のひとつです。似たような記事が並ぶ検索結果のなかから、どの記事に自分が知りたいことが書かれているのかを判断するには、タイトルとメタディスクリプションで決めるユーザーがほとんどでしょう。
しかし、いざタイトルをつけるときに何文字がいいのか、どんな内容がいいのか多くの担当者が悩むと思います。
この記事では、どのような記事タイトルにすべきなのか、何文字のタイトルが良いのか、タイトルを決めるためのポイントをご紹介します。
▼「クリックされる記事タイトルについて知りたい!」という方はこちらの記事をどうぞ
【ライター必見】クリック率向上を目指した記事タイトルの3箇条とは
PCとスマホで最適な文字数は異なる
SEO関連の記事を読むと「記事タイトルは33文字以内にしよう」というテクニックがしばしば紹介されています。
しかし、現在のSEOの状況を考慮すると、タイトルは必ずしも33文字以内に決めるべきではありません。なぜなら、そこが本質的な問題ではないからです。
そもそも「33文字理論」が出回ったのは、PCで検索結果を表示すると、33文字までしか出ないためです。33文字以上にすると、はみ出した部分が省略され、読めなくなってしまいます。
しかし、スマホの場合は、検索結果に表示される文字数は、端末にもよりますがおおむね40~45文字程度です。PC版よりも、7~12文字程度は多く表示されています。
近年では、スマホの流入の方が多いサイトも珍しくありません。
タイトル付けにはTwitterへの配慮が必要
スマホはスマホでも、33文字以内にするもう一つの大きな理由は、Twitterへの対応です。
Twitterに記事リンクを貼ると、多くのスマホでは、33文字までしか表示されません。Twitterは、記事をバズらせるために非常に有効なツールです。
SNSは、若者を中心に、年々利用者が増加しています。特にTwitterのユーザーは若者が中心でしたが、30代にも身近になっています。
参考) 平成30年度 総務省情報通信政策研究所「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」
このことを考慮すると、Twitterで表示される33文字目までは、タイトル付けをする上で、意識する必要があります。
タイトルの文字数を多くすることのメリット
記事タイトルの文字数を多くすることには、大きく2つのメリットがあります。
メリット1.ユーザーが分かりやすく
1つ目のメリットは、SEOキーワードを含む、検索クエリと関連のあるタイトルをつけやすくなることです。
ユーザーにとって、なるべく検索したキーワードを含んでいるタイトルの方が、記事を見つけやすくなります。しかし、タイトルが短いと、ユーザーが探したいキーワードを含みきれない場合があります。
逆にタイトルが長ければ、関連キーワードなども含める可能性があるので、その分だけ、クリックされるチャンスが広がります。
もちろん、ただ長ければ長いほどユーザーに優しいという単純な問題ではありません。適度な長さで、記事の内容がきちんと伝わることが最優先です。
ベースとなる考え方としては、検索クエリとの関連性を考慮することです。上位表示したいSEOキーワードは、なるべくタイトルの前方に含めましょう。
また、現状の上位表示されているサイトを実際に検索してみてください。競合となるサイトから、タイトルの付け方の傾向を分析しましょう。
文字数を多くすると、サイト回遊率が上がる
2つ目のメリットは、サイト内の回遊率が上がることです。記事を読んだユーザーは、同じサイト内の他の記事にも興味がある可能性があります。
一人のユーザーに、沢山の記事を読んでもらえば、サイト内の回遊率が上がり、Googleの評価も高くなります。
記事内のリンクや、サイト内での関連記事のリンクは、検索結果のように文字数表示制限を受けません。そのため、文字数を気にせずに、タイトルを付けることができます。
タイトルに含まれる情報が多い方が、ユーザーも記事の内容を把握しやすいので、クリック率が高まる可能性があります。サイト内での回遊率が上がれば、ページビュー数も、滞在時間も増えますので、SEO的にも効果的です。
文字数にこだわらなくても良いという考えについて
あなたが実際に何かをGoogleで調べるとき、検索結果のなかからどれかをクリックするのに、文字数を基準に決めるでしょうか?
文字数を検討するよりも、より魅力的なタイトルを考えることに、時間を使った方が良いでしょう。
例えば、具体的な数字を上げることはテクニックの一つです。
「これ、私に必要かも!」と思うような「共感」を狙ってもいいかもしれません。
また、タイトルタグに最適化させることも大事です。SEOに強いタイトルにするには、ユーザーの検索意図を反映させることが必要です。
どのような悩みを持っているのか、共感ポイントはどこにあるのかなど、ユーザーの立場に立って、魅力的なタイトルを考えましょう。時には、ユニークな語句を盛り込むことも検討に値します。
しかし、肝心の記事の内容との整合性は、必ず取るようにしてください。内容を誇張し過ぎていたり、煽り過ぎていたりするタイトルは、SEO的に逆効果になる場合もあります。
SEOに最適なタイトルをつけるポイント
それでは、タイトルの付け方のポイントをまとめていきたいと思います。
1.SEOキーワードを含ませる
検索エンジンのクローラーというGoogleのロボットが、その記事にどのような内容が書いているのかをチェックするためのものです。
検索されたキーワードと、タイトルタグに含まれるキーワードが一致することは、重要な順位決定要因です。人間にも、クローラーにも分かりやすい、キーワードを含んだ簡潔なタイトルを作りましょう。
キーワードは、あれもこれもと欲張ってしまうと逆効果になります。
クローラーは、専門性の高い記事を上位表示させますので、キーワードがいくつも設定されていると、SEOの効果は下がってしまうのです。
2.キーワードは前半に置く
既に見てきたように、PC版では、検索結果画面で33文字までしか表示されません。
そのため、重要なキーワードがタイトルの後ろの方にあると、はみ出してしまう場合があります。ユーザーの問題解決ができることを伝えるために、キーワードはタイトルの前半にいれておきましょう。
3.キャッチーなタイトルを
クローラーに分かりやすいタイトルも大事ですが、読むかどうかを決めるのは人間です。
人が読んでクリックしたくなるような、魅力的でキャッチーなタイトルをつけ、クリック率の最適化をしましょう。
4.キーワードの語順はそのまま使う
キーワードの語順がタイトルに正しく反映されていることも、非常に重要な要素です。
このような場合に、「ライティングをWEBで…」などの言葉よりも、「WEBライティングで」という言葉の方が、キーワードが一致していると認識される可能性が高いです。
まとめ
この記事では、記事タイトルの最適な文字数や、タイトルの付け方をご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
タイトルは、記事の第一印象を左右する重要な要素です。
SNSや、PC版で完全表示される33文字には意識を置きつつ、サイト回遊やスマホ流入を狙う場合は、さらに具体的な情報を持たせるなどして、最適なクリック率になるように、改善していきましょう。