【アカウント開設前にすべき4つのステップ】企業SNSの運用方法

  • 2020年9月24日
  • 2021年8月12日
  • SNS運用

(画像はイメージです)

Sambushi編集部です!

企業のSNS運営担当に任命されたものの、何から始めたら良いか、迷ってしまってはいませんか?

SNSは低コストで、技術的な導入ハードルも低いので、手軽に始められます。しかし、企業として公式的に、かつその後の効率的な運用をしていくためには事前準備が不可欠です。

この記事では、アカウント開設前に決めるべきことを4つのステップにまとめました。オフィシャルなSNSの始め方が「何も分からない!」という方はぜひ参考にしてみてください。


SNSを運用する目的を明確にする

企業のSNS活用が流行っているから、とりあえず真似して始めてみようとしても、何から手をつけたら良いか分からないと思います。

小手先のテクニックを調べがちですが、まずは、「そもそもなぜSNSを利用するのか?」という根本的な運用目的の把握が一番大事です。

以下のような目的を持って運用する企業が多いので、参考にしてみましょう。

1.企業ホームページやECサイトなど特定のWebサイトへの誘導

Webサイトにはない、SNSの強みの一つは「拡散性」にあります。ターゲットユーザーがアクションをしてくれることで、同じターゲット層の友人に露出されやすいシステムになっています。

投稿内容で商品を紹介し、リンクを掲載してECサイトに誘導するなどの運用方法があります。

2.ブランディング、啓蒙活動

企業の社名や、商材の認知に力をいれる運用方法です。またはイメージアップの目的も含まれます。

3.ファン獲得の手段として

SNSのもう一つの強みは一方通行の情報発信ではない「双方向性」にあります。

ユーザーからのコメントに返信して、反応をリアルタイムで返せることがメリットです。質問に回答すればカスタマーセンター的な役割にすることもできます。

以上のような、運用目的を明確にすることがSNS成功のポイントです。競合他社の運用事例を参考にしても良いでしょう。

運用するプラットフォームを決める

目的が明確になったら、次にその目的に最適なSNSプラットフォームを選定しましょう。

もちろん複数のプラットフォームを利用しても良いのですが、ユーザー層や、SNSの特徴をつかんだ上で、効率的な運用をしていきましょう。

1.Twitter

アクティブユーザー層:10~40代
特徴:匿名性が高く、本音が飛び交うのが特徴です。拡散の爆発力が高い分、速報性や投稿頻度を優先させないと埋もれてしまいます。口コミ情報を調べるための検索ツールとしても利用されます。

2.Facebook

アクティブユーザー層:20~50代
特徴:実名制で、原則一人一アカウントしか認めてられていないため、最も公共性が高いのが特徴です。

そのため、年齢や性別、地域などでターゲティングするセグメント広告の精度が高いというメリットがあります。ビジネスの発信として利用している人も多いプラットフォームです。

3.Instagram

アクティブユーザー層:10~20代
特徴:視覚情報に特化されたSNSです。以前は若い女性がメインでしたが、徐々にユーザーの男女差がなくなりつつあります。

「視覚的に楽しい、綺麗、癒される」などの商材やコンテンツがあれば是非とも利用したいSNSです。リンクを貼れないのがデメリットですが、ブランド認知を上げるツールとして使われています。

ストーリーズやショッピング機能など、機能拡張も進んでいます。

4.LINE

アクティブユーザー層:10~50代以上
特徴:最も幅広いユーザーが利用しており、メッセージアプリとしてはインフラ化しています。

タイムライン機能や広告出稿などのソーシャルプラットフォーム的な側面も近年注目され始めています。

ビジネス向けの「LINE公式アカウント」は、一昔前の「メルマガ」的な利用ができます。開封率が高く、クーポン配信では常客との強いパイプになります。

とはいえ、LINE単体で認知度を上げたという前例はあまりなく、すでに認知度がある企業以外は、他のSNSとの併用がオススメです。

以上のような特徴を踏まえて、目的に合った最適なSNSプラットフォームを選びましょう。

・認証バッジを申請しましょう
SNSの中には、著名人や企業アカウントの偽物が一部存在しています。FacebookとInstagramでは、「認証バッジ」により公式アカウントとして証明することができ、ユーザーに安心感を与えられます。

認証バッジを得るためには申請する必要がありますので、開設と同時に申請をしておくことをおすすめします。

ターゲットとキャラクター設定を明確にする

使用するSNSプラットフォームを決めたら、ターゲットとする顧客のペルソナと、キャラクター設定やトンマナを考えましょう。

ターゲットの設定はマーケティングにおいて非常に重要です。

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 興味のあるもの

などを踏まえて、具体的なターゲットイメージを固め、そのペルソナに最適な発信を行いましょう。

また、SNSアカウントとして継続的に発信するにあたり考慮しておきたいのが「一貫性」です。その一つが「キャラクター」をブラさないことになります。

マスコットキャラクターなどがいればそのキャラクターに、いわゆる企業アカウントの「中の人」として運営するのであれば、その中の人に、「個性」をつけることで投稿スタイルを確立できます。また、親しみも抱きやすくなるでしょう。

次に、トンマナについてです。トンマナとは「トーン & マナー」のことです。投稿の雰囲気やコンセプトがブレないような基準になります。

ターゲット選定で決めたユーザーに刺さりやすいトンマナを考えましょう。カジュアルな口調か節度ある口調か、使う絵文字の種類はどうか、などを決めてみてください。

投稿頻度とコンテンツを決める

・投稿頻度を決める

企業アカウントとしての投稿頻度は、無理せず継続できる頻度を設定しておきましょう。

とはいえ、最低1日1投稿はしておきたいところです。曜日や時間帯に応じて、コンテンツのテーマを変えるのも面白いでしょう。

また、プラットフォームによって、最適な投稿頻度は変わってきます。

Facebookページは、独自のアルゴリズムで掲出されるため、単純に投稿頻度を増やしてもフィードに表示されず、リーチにつながらない場合もあります。

そのため、Facebookページでは、2日に1回程度を想定して、質を重視した投稿が必要とされています。

Twitterでは投稿の流れが速く、どんどん新しい情報がタイムラインに流れるため、1日複数投稿が必要です。

最低でも1日1回、よりフォロワーに印象を残すためには、1日4回以上が望ましいでしょう。

新商品の発売日や、季節のイベントに合わせて投稿することで、新規顧客獲得のチャンスにもなりますので、押さえておきましょう。

・投稿コンテンツを作成する

継続的にコンテンツを発信し続けるために、「予約投稿」を使うと安心です。ある程度まとめて投稿を作っておくことで、運営がしやすくなるでしょう。

また、TwitterやInstagramでは、ハッシュタグの活用も重要です。トレンドに入っているタグを利用したり、記念日にまつわる投稿をしたりするのも、手法の一つです。

広報活動においては、季節のイベントに乗っかることも大事なコツです。

まとめ

今回は、企業がSNSを運営する前に決めるべきことをご紹介しました。

始めに準備することが意外と多いなと思われた方もいるかもしれませんが、一度運用に慣れてしまえば、非常に強力なマーケティングツールになります。

企業の顔となるSNSアカウントをうまく活用して、ビジネスに活かしましょう。

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