新スタイルの採用オウンドメディア「Wantedly」。特徴・利用するメリットを解説

現在注目を浴びている採用オウンドメディア・Wantedly(ウォンテッドリー)とは、企業と候補者との”共感”に着目した新しいカタチの採用サービスです。給与や待遇に囚われることなく、お互いの価値観でマッチングできます。本記事では、そんなWantedlyならではの特徴や評判、メリット、成果を出すために必要なことを解説します。


採用オウンドメディア・Wantedlyとは?求人サイトと違う2つの特徴

Wantedly(ウォンテッドリー)とは、従来の求人サイトとは異なる方法で、候補者と企業をマッチングさせる採用オウンドメディアです。ここでは、従来の求人サイトとは異なる2つの特徴について解説します。

特徴1.給与掲載NG!自社の魅力で”共感”を呼ぶスタイル

まず特徴的なのは、採用ページに記載する情報です。従来の求人サイトは、給与や待遇などを掲載し、候補者にどのようなメリットがあるのかをアピールします。

しかし、Wantedlyでは給与などの雇用条件を採用ページに書き込むのはNG。これは、企業の理念や社風に共感する求職者のみが応募できるカタチにするためです。

これによって候補者と企業は給与や待遇に惑わされず、お互いの価値観のみでマッチできます。そんな共感型の採用スタイルは、まさにWantedlyならではと言えるでしょう。

特徴2.応募前から候補者と会って話せるシステム

2つ目の特徴は、「話を聞きに行きたい」というボタンからスタートすること。「話を聞きに行きたい」とは、候補者が選考にエントリーする前に、企業とカジュアルな面談ができるよう設けられたボタンです。

Wantedlyではいきなり選考が始まるわけではないため、双方ともにじっくりと見定められます。

Wantedlyの登録者数は300万超え!幅広いユーザー層が利用中

出典:Wantedlyサービス概要資料

現在Wantedlyのユーザー登録者は、300万人を超えています。20〜30代が多く、転職希望者だけでなく多くの学生も利用中です。中途や業務委託、さらには新卒やインターンからの採用形態も取り入れています。

ユーザー層は主にIT人材。IT人材とは、エンジニアやセールス、マーケティング、デザイナーなどのことを言います。

対して企業の登録数は4万社以上。Webなどの情報通信や、コンサルティング、広告・マーケティングなど、やはりIT関係の企業が多く占めています。以下には、そんなWantedlyを利用する一部企業からの評判を集めました。

株式会社JCG:新卒・中途で優秀な人材を12名採用

Wantedlyは熱意がある候補者が多く集められると評価しています。eスポーツのインフラを支えているJCGは、「eスポーツが好きな人」を募集していました。そんな中Wantedlyを利用し、同じ価値観を持つ人々を12名採用。

新卒・中途でそれぞれ優秀な人材を採用できたそうで、中途で採用された者の中には、1年未満で昇進している者もいると話しています。

勝山ネクステージ株式会社:利用の決め手はトライアル中の成果

友人の会社が導入していることを知り、まずは1ヶ月間無料のトライアルプランに登録。この期間中に、意欲的なリーダー人材を2名も獲得しました。しかも、どちらも自社が希望していた、地方で働きたいという首都圏の人材です。

非首都圏の会社でありながら、優秀な人材をスピーディーに見つけられたことに大きな価値を感じ、本格的に登録して利用するようになったとの声もありました。

Wantedlyを利用する6つのメリット

新スタイルの採用形態を実現させたWantedly。企業側がWantedlyを利用するメリットとは何かを、ここで6つに分けて紹介します。

1.Wantedly内に採用HPが作れる

求人サイトを利用する時のように、別で採用ページを設ける必要がないことが1つのメリットです。Wantedlyでは、登録した各企業に採用HPが与えられます。そのHPにはフォーマットがあり、簡単に質の高いHPを作成できるという長所も。ページを作る工数が省けて、管理するページを最小限にできるでしょう。

採用ページを作成したことがない、駆け出しの事業者でも利用しやすくなっています。

2.無制限であらゆる形態の募集をかけられる

一度Wantedlyに登録すれば、何度でも募集をかけられます。また、新卒・インターン・中途・業務委託など、採用形態に制限がありません。これは、複数の求人サイトを利用して、候補者を探す必要がないということ。

Wantedlyとは、そこだけで幅広い候補者探しを完結できる場なのです。一度にあらゆる候補者を募集したいのであれば、Wantedlyをおすすめします。現在は中途か業務委託のみですが、今後新卒やインターンの採用も取り入れたいという企業も、ぜひ検討してみてください。

3.ブログで自社の魅力をさらにアピールできる

「ストーリー」を使って自社をPRすることができます。「ストーリー」とは、構成から内容まで自由に作成できるWantedlyのブログ機能のことです。ここで、採用ページだけでは伝えきれない部分を伝えられます。

例えば、現在働いているスタッフのことや、社内の日常風景など。候補者が実際に働いた時のイメージがしやすくなる情報を隅々まで発信できるのは、Wantedlyのメリットと言えます。

4.気になる候補者にダイレクトスカウトできる

出典:Wantedlyサービス概要資料

Wantedlyでは、候補者からのアプローチを待つだけではありません。ユーザー検索機能があり、そこから見つけた気になる候補者にスカウトメッセージを送信できます。

Wantedlyでは、このダイレクトスカウトの開封率がおよそ80%、返信率がおよそ20%という結果が出ました。他の採用サービスの平均をはるかに超えています。自社からも積極的に候補者を探そうと考える企業にとって、Wantedlyは最適なツールでしょう。

5.自社の価値観に共感した人物のみを採用できる

前述したように、Wantedlyでは自社の理念や社風などに共感した候補者が集められます。候補者は企業の本質に共感し応募するため、働き始めてから「こんな会社だとは思わなかった」などと思うことは少ないでしょう。つまり、理想とのギャップから離職する確率を減らせるということです。

6.リーズナブルに採用・広報ができる

出典:Wantedlyサービス概要資料

コストを大幅に削減できるというのもメリットです。求人サイトや人材紹介サービスを利用する場合、1人の採用に50〜150万円かかります。しかし、Wantedlyは半年契約のスタンダードプランで月額10万円、ライトプランだと月額4.5万円です。

その間、どれだけ募集・採用しようと料金は変わらない上、広報も自由にできます。企業によっては、Wantedlyを取り入れることで数百万円のコスト削減も可能です。

Wantedlyで成果を出すために必要なこと

メリットが多いWantedlyですが、成果を出すためには相応の努力が必要です。その必要な努力とは何かを、最後に解説します。

格式ばった構成に注意!大切なのはブランディング力

Wantedlyのユーザーは、企業の理念や社風から自分に合った企業を探し出します。そのため、どこの企業でも見るような格式ばった構成の採用ページでは、候補者を魅了することは困難です。

給与などの雇用条件で他者に差をつけられることはありませんが、ブランディング力によって差がついてしまうことはあります。自社を最もPRできる構成であるかどうか、念入りにチェックしましょう。

アプローチをするためにはHPの継続的な更新が必須

候補者の興味を引くためには、ストーリーを頻繁に更新する必要があります。会社や社員の情報を定期的に与えることで、候補者の興味を深めていけるためです。

反対にあまり更新をしていないと、情報が常に更新される企業ほどの信頼を得られず、候補者の興味が他社にばかり向いてしまうかもしれません。毎日ではなくとも、週に1度、または月に1度は更新することをおすすめします。

現在自社で働いている社員一人一人の協力

努力すべきなのは採用・広報担当だけではなく、社員全員です。どれだけ素晴らしい採用ページが作成できたとしても、候補者に「ここで働きたい」と思わせる環境作りができていなければ意味がありません。社員すべてに協力を仰ぐのは簡単ではありませんが、実現するためには必要不可欠なのです。

自社の価値観に合う候補者を見つけるならWantedlyで

Wantedlyとは、企業と候補者の両方が価値観をすり合わせられる採用オウンドメディアです。自社の理念とマッチするような人材をなかなか見つけられないという企業は、ぜひ検討してみてください。まずは早速Wantedlyのアプリをダウンロードし、無料トライアルプランに登録してみてはいかがでしょうか。

また、株式会社リファイドはWantedlyの運用代行をしています。無料相談を実施していますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

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