Sambushi編集部です!
コーポレートサイトやオウンドメディアなど、サイト内の記事コンテンツを社内のリソースでまかなえないとき、記事制作を外注するという選択肢が出てくるでしょう。
そのとき「よいライターに依頼したい」と思うのは当然のこと。その際、ライターの経験やライティングスキルに注目することはもちろんですが、よいライターに出会うなら依頼する場合にもコツが必要です。
今回は、外注を検討している、もしくはよいライターに巡り合えなくて悩んでいる人にライターを探す際におさえてほしいポイントを紹介します。
ライターの探し方
まず、良質な記事を納品してくれるライターは一体どこで探すのか?というところが気になりますよね。
ここでは、ライターの探し方をいくつかご紹介します。
方法その1. クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい企業や個人と仕事を受注したい人を結び付けるインターネット上のサービスです。
ライティングをはじめたばかりの初心者ライターから、経験と実績が豊富なライターまで幅広く登録者がいることが特徴。
案件を発注して募集する依頼方法もありますが、気になったライターには直接メッセージを送って依頼するという方法もあります。
今まで受注した案件の評価が載っていることもあるので、必ずチェックし不安点がないか、任せるライターの判断基準に生かしましょう。
方法その2. Twitter
ライターはTwitterを活用している場合があります。Twitter内の検索窓に「ライター」と検索するとライターとして活動している人を見つけられます。
「ライター 〇〇(ジャンル)」で検索するとさらに絞り込んで検索することが可能です。実際に書いた記事を投稿していることもあるので、もしも投稿があったら確認してみましょう。
フォロワーが多いライターの場合には、拡散力があることがTwitterならではの強みです。依頼した記事をTwitterに投稿してもらって拡散を希望する場合は、Twitterでライターの影響力を確認することもできます。
方法その3. 専門家が執筆しているサイト
さまざまな専門家がコラムやノウハウ、業界の動向について執筆し、コンテンツを発信しているWebサイトは専門家のライターを探す場合に適しています。
報酬は高くなる可能性がありますが、専門家が書くとコンテンツの信頼度はグッと上がるので、そういったサイトから制作したい記事テーマに合う専門家を探し、制作を依頼することを検討するのもオススメです。
方法その4. 本や雑誌で執筆している人に依頼する
ライティングスキルはWeb上だけではなく、書籍や雑誌でも確認することができます。
コンテンツテーマに関連した書籍を出版している人の本をチェックしてみましょう。依頼するにはFacebookやTwitterなどで執筆者のSNSを探し、ダイレクトメッセージを送って依頼する方法があります。
ライター採用に必要なステップ
ライターを採用するとき、いくつかのステップを通すことになります。応募時から数多くの実績があったとしても、それが本当に本人が残してきた実績とは限りません。
ここでご紹介するステップをしっかりとふむことで、自社やテーマに合うライターを探していきましょう。
プロフィールや実績、職務経歴書を確認する
ライターを探すうえで欠かせないことはプロフィールや実績数、職務経歴の確認です。
プロフィールはクラウドソーシングやTwitter、専門家の執筆サイトなどでも確認することができるので、プロフィールを探ってみましょう。
ライターとしての力量や、そのライターの得意なジャンルを見極める情報になります。
実績記事を確認する
実績記事とは、そのライターが執筆した記事を指し、発注したらどのような記事に仕上がるのかを確認することができます。
自社の執筆ルールと照らし合わせながら実績記事を確認するとリライトの少ない記事で納品してもらえる可能性は高くなります。
テストライティングを実施する
プロフィールや実績だけの情報に頼らず、実際のライティングスキルやコミュニケーション力を確認するためにもテストライティングを実施しましょう。
ここで注意するべきことは、テストライティングを無償で行わないことです。ライターに前向きに取り組んでもらうためにも報酬額を工夫することが求められます。
テスト記事の品質を確認する
実際にテスト記事を執筆してもらったら、品質チェックをします。
誤字脱字のチェックや、コピペ率、自社が設定した執筆ルールに沿ってライティングしているかなどを見て、継続して依頼するかどうかを判断します。
ライティングスキルを見極めるポイント
ライターを探すうえで、ライティングスキルを見抜く力が問われます。ここからはライティングスキルを見極めるポイントを紹介します。
基本的な文章力があるか
誤字脱字はもちろん、おかしな日本語になっていないか、一貫していて筋が通る文章になっているかを見ていきます。
SEOを意識した執筆ができるか
SEOとは検索エンジンにユーザーにとって有益なコンテンツであると認識させる対策です。ユーザーの疑問に思っているテーマを深く掘り下げているかという点に着目して確認します。
リサーチ力があるか
ライターはリサーチしたことをライティングするので、リサーチ力は切り離せません。古い情報を載せていないか、深い部分までリサーチできているかを確認します。
得意なテーマや専門分野を持っているか
ライターは得意な分野や、専門としている分野を持っていることが多いです。
そのようなライターはリサーチに時間が取られないため納品速度が速くて質の高い記事を納品してくれる可能性があります。
自社に関するテーマに特化しているライターを探し、実績記事を確認することもライティングスキルを見極める方法のひとつです。
期日を守れるか
オウンドメディアの運用において、記事の更新頻度はとても重要です。更新頻度を保つためにも、双方で納得した納品日をライターに守ってもらわなければなりません。
何かしらの事情によって納品日を変更される場合、納品日より2~3日前までには連絡をもらうようにしましょう。また納品日を過ぎた場合、理由にもよりますが、テストライティングの時点で納品日を守ってもらえないと、採用後にも同じことが繰り返される可能性は十分にあります。
記事のクオリティだけではなく、期日を守れるライターなのか、という点も含めて判断しましょう。
コミュニケーションがしっかり取れるか
せっかくコストをかけて採用したライターとは、できるだけ長く付き合っていきたいものです。そのためにも、コミュニケーションがしっかりと取れるライターであることが好ましいでしょう。
「理由もなく返信が3日以上空いてしまう」「質問したことへの回答がない」「言葉遣いが粗すぎる」など、コミュニケーションにおける不安な要素の有無についても、採用基準のひとつにしてください。
ただこれはライターだけではなく、採用する側にも必要なことです。双方が気持ちよく仕事ができるような信頼関係を築いていきましょう。
依頼する際の注意点
よいライターに執筆を依頼したいなら発注者側にも準備が必要です。ライターに依頼するときの注意点を紹介します。
注意1.発注書を準備する
発注書とは契約を可視化してお互いの意志を確認できる書類です。契約後のトラブルを防ぐ役割があるので、ライターと依頼主の意志が決定した段階で発注書を用意します。
依頼主からすると手間のかかる作業ですが、契約書があることでライターは安心して業務ができ、その安心が品質にも関わります。必ず準備しましょう。
もしクラウドソーシングを利用する場合には、クラウドソーシング内で発注書が発行されるので、依頼主が準備をする手間はありません。
注意2. 文字数を伝える
ライティング案件には明確な文字数を伝えることが必須です。ライターは文字数を見てボリュームを想像し、自分が受けられる案件かどうかを確認しているので、文字数はしっかりと明記しましょう。
何文字以上が必要なのか、何文字以上だとNGなのかなど、文字数に制限がある場合には案内を載せます。
注意3. 報酬を伝える
ライティングを依頼する場合に欠かせない報酬額。ライティングの報酬には文字単価と記事単価があります。
1文字〇円という形で文字の量によって報酬額を決める方法です。
ひとつの記事に対して報酬額が決まっている記事を指します。
ここでおさえるべきことは、報酬単価を低すぎる設定にせず、相場を見て適正な価格で発注すること。
さらに、ライターの習熟度によって単価を値上げすることを提示しておくとライターはより前向きに取り組みます。報酬制度についてしっかりライターに伝えましょう。
依頼主が「よいライターに依頼したい」と思うように、ライターも「よいクライアントと仕事がしたい」と思っています。
win-winの関係性はコンテンツ品質にも大きく影響するので、ライターとの関係構築のためにも報酬の設定には気を配りましょう。
注意4. 構成やコンセプトを伝える
まったくコンセプトとかけ離れた記事がライターから納品されたら、その分ライターとのやり取りする時間は増え、記事が完成するまでにも時間がかかります。
事前にライターにはしっかりコンセプトを伝えましょう。
もしも構成を準備している場合には、その点についても明記することでトラブルを防げます。
ライターに理解してもらうまで時間や手間がかかりますが、依頼主が求める質に近いコンテンツで納品してくれるので、修正の手間が減り、お互いに気持ちのよい業務になるはずです。
定期的に外注するのであれば、構成のテンプレートをひとつ作成しておくと便利です。
注意5. 納期を伝える
記事の納期を考える際には、希望する納期から逆算して余裕のある日数で依頼します。
あらかじめライターにコンセプトを伝えても、一度で自社が求める完璧な記事に仕上げることはなかなかありません。
そのため、最低一度は修正依頼することをふまえて余裕のある日数で納期を決め、明記することが依頼主には必要です。
注意6. 納品形態を伝える
統一したコンテンツ制作のためには執筆ルールを統一させることが大切です。
文体やひらがなにするべき言葉、改行してほしい行数、使ってはいけない表記がある場合には、執筆を依頼する前に明記します。
また、ワードやテキスト、CMSなど、どういう状態で記事を納品するのかという納品形態を忘れずに明記しましょう。
まとめ
ライターは自社のメディアを大きくするパートナーであることを理解し、本採用後もライターとの良好な関係を構築していくことで、よいライターの確保が実現します。
しかし、「やっぱりライター採用まで手が回らない」という担当者さんもいますよね。そんなときはライター運用から記事制作まで一括で担当できるリファイドにお任せください!
担当者さんのオウンドメディアや記事採用、ライター管理などの悩みをヒアリングしたうえで、ご提案させていただきます。
▼「構成案について知りたい」という方はこちらの記事をどうぞ
【記事制作の外注ポイント】ライターに意図が伝わる構成案とは?