メタディスクリプションはSEO対策に必要?クリック率を高める書き方のポイントと注意点

Sambushi編集部です!

自社のオウンドメディアを運営していく中で、キーワードの選定やタイトルの最適化、良質なコンテンツの作成など、さまざまなSEO対策を行っていることでしょう。
もちろんこれらはSEO対策においてとても重要なことで、適切な対応により検索結果で上位表示されることが期待できます。

しかしながら、オウンドメディア運営において検索上位に表示されるだけでは意味がありません。ユーザーがクリックしてサイトを開いてようやく訪問者を獲得でき、コンテンツを見てもらうことができるのです。
そこで注目したいのが、メタディスクリプション(meta description)です。

メタディスクリプションは適切に設定することで、ユーザーからのクリック率を上げることが期待できます!

この記事では、メタディスクリプションとは何か、その役割やSEOとの関係性、書き方のコツと注意点を紹介していきます。

メタディスクリプションへの理解を深め、自社オウンドメディアの集客率を上げましょう!


メタディスクリプション(meta description)とは

メタディスクリプションとは、Webページの概要を記した「説明文」のことです。メタディスクリプションはHTMLのヘッダー内に記述するメタタグのことで、検索エンジン上での名称は「スニペット」または単に「ディスクリプション」と呼ばれています。
メタディスクリプションはGoogleやYahoo!など検索結果画面のタイトル下に表示されます。

たとえば、sambushiのトップページのメタディスクリプションは、
『オウンドメディア・コンテンツマーケティング支援に関する情報を発信。最新情報の他、初心者の方にもわかりやすいお役立ちコンテンツも満載です。』
といった記述がなされています。

このメタディスクリプションがあることによって、サイト運営者はユーザーにページの概要を伝えられ、ユーザーにとっては自分の検索意図にページの内容が合っているかどうかを考える材料となります。

メタディスクリプションとSEOとの関係

GoogleはメタディスクリプションをSEOのランキング要素には含めていません。そのため、メタディスクリプションに直接的なSEO効果はありません。しかしながら、メタディスクリプションは、間接的にSEOに関係します。

メタディスクリプションは検索結果画面のタイトル直下に表示されるため、CTR(クリック率)に大きく影響します。というのも、ユーザーは検索結果に表示されたいくつかの中から「どのページをクリックするか」を、タイトルとメタディスクリプションで判断するからです。
そのため、メタディスクリプションを最適化することで、ユーザーのニーズに触れるチャンスが増え、結果的にCTRの向上が期待できます。

CTRが向上するということは、アクセス数が上昇するということです。
アクセス数が上昇するということは、多くの人にWebページを見てもらえるチャンスが増えるということです。
記事の内容に共感した訪問者が自分のSNSなどにリンクを張ってくれれば、被リンクも集まります。被リンク数は検索アルゴリズムに含まれているため、結果的にSEOが強くなり検索結果での露出増や検索順位の上昇が期待できます。

つまり、適切なメタディスクリプションは、めぐりめぐってSEOにプラスの影響を及ぼすのです。

メタディスクリプションの役割

メタディスクリプションには、大きく2つの役割があります。
1つ目は、「検索エンジンにページの内容を伝える役割」です。
メタディスクリプションを適切に設定することで、検索エンジンが「そのWebページをどんなキーワード検索に対して表示させるか」を判断する材料となるのです。

そのため、タイトルに入らなかった関連キーワードなどをメタディスクリプションに盛り込むことで、適切な検索結果にそのページを表示してくれる可能性が高まります。

2つ目は、サイトやページの「入り口」となり、ユーザーをサイトに呼び込む役割です。
ユーザーが検索結果の一覧から読み取れる情報は「タイトル」と「メタディスクリプション」の2つです。
そのため、ディスクリプションに「ユーザーが求めている情報」が含まれていたり、「ユーザーの興味をひく」内容が書かれていれば、ユーザーはそのサイトをクリックするでしょう。
また、ディスクリプションにWebページの概要が適切に示されていれば、「入り口」がわかりやすいため、クリックだけではなく、CV(コンバージョン:商品やサービスの購入といった、サイト運営者が目標としているアクションを、ユーザーが起こすこと)にリーチする優良なユーザーの流入も期待できます。
商品・サービスの購入や問い合わせなどオウンドメディアによって具体的なゴールは異なりますが、ゴールがCVであることは共通しています。CV達成のためにはまず、ユーザーを流入させる必要があります。
CTRを向上させ、流入をしっかりと獲得する!CTRを向上させれば、しっかりと流入を獲得することにつながるのです。

クリックされる書き方のポイント

魅力的なメタディスクリプションを書くためにはコツが必要です。ここで、クリックされやすいメタディスクリプションの書き方のポイントを、4つご紹介します。

表示される文字数を把握する

メタディスクリプションには適切な文字数があり、「検索結果」に表示される文字数内に収めることが理想です。現状パソコン画面では120文字程度、スマートフォンなどモバイル画面では50文字程度が省略されずに記載できる文字数となっています。

記事の内容が分かるように書く

メタディスクリプションは単なる「ページ内容の概要」に終わらせないようにしましょう。そのページを読むことでユーザーが得られるベネフィットやメリット、解決できる悩みなどをできる限り具体的に含め、「ページの広告文」となることが重要です。

キーワードを文頭に入れる

メタディスクリプションは、検索キーワードと合致した部分が太字で目立つ仕様になっています。そのため、キーワードはできるだけ文頭に入れ、少しでもユーザーの目に触れる機会を増やす工夫をしましょう。
ただし、キーワードを入れすぎるとスパム判定される恐れがあるので、キーワードの使用は最大2回までにしましょう。

タイトルに入らなかったキーワードを入れる

文字数などの関係でタイトルに入れられなかったキーワードや、関連キーワード、共起語をメタディスクリプションに盛り込みましょう。
キーワードの使いすぎはよくありませんが、検索キーワードにヒットさせるために検索の時に使われるキーワードとして考えられるものは盛り込んでいきましょう。

メタディスクリプションを書く際の注意点

メタディスクリプションを書く際には注意すべき点もあります。3つの注意点を紹介します。

キーワードを羅列しない

キーワードの羅列はユーザーにとって不自然なだけでなく、Googleからも嫌われ、Googleが自動的に作文した文章に変更されてしまうことになりかねません。
そうなると…、
クリック率が悪化→自然検索からの流入を失う→ニーズが低いページだとGoogleが判断→検索順位が落ちる
といったリスクが考えられます。メタディスクリプションには、キーワードは羅列せず、自然な文章を書くようにしましょう。

関係のないキーワードを入れない

メタディスクリプションにページ内容とは全く関係ないキーワードや、あまりにも関連が薄いキーワードは入れないようにしましょう。
メタディスクリプションは、ページの概要をユーザーに伝えるためのものです。検索ユーザーが、メタディスクリプションに記載されていた「全く関係のないキーワード」に惹かれていざページを読んで、該当する記述が一切なければどうでしょう…。
検索ユーザーは失望し、直帰するでしょう。そうなれば、そのページの滞在時間や直帰率などのスコアが悪化し、SEOに悪い影響を及ぼすことになります。

クリック率を高めるために記事とは異なる内容を記載しない

Webページのクリック率を高めようとするために、記事内容とは異なった内容や、大げさな表現をすることは避けましょう
ユーザーはメタディスクリプションに記載された情報を信じて、サイトに来てくれます。メタディスクリプションに記事とは異なる内容を記載するのは、ユーザーの期待を裏切る行為で、決して行ってはいけません。

まとめ

これまでにさまざまなSEO対策を施していても、メタディスクリプションに関しては気にかけていなかったという方も多いのではないでしょうか。
適切なメタディスクリプションは、ユーザーからのクリック率向上に貢献し、結果的にオウンドメディアの集客アップへとつながります。
これを機に、より多くのユーザーに自社のオウンドメディアに訪問してもらえるよう、ユーザーに支持される魅力的なメタディスクリプションを書いてみてはいかがですか?

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