Sambushi編集部です！
記事制作にあたって悩むときってありますよね。その悩みのひとつに「リード文」が挙げられます。
ライティング初心者の場合には、「どのように書けばいいのか分からない」「うまく本題につなげられない」と悩んでいる方も多いかもしれません。
「記事内容の方が大切だから」と、つい手を抜きがちになるかもしれませんが、リード文は記事の中で最も重要度の高い箇所です。
なぜなら“リード文によって、記事を読み進めるかどうかが決まるから”です。また、SEO対策の観点からもリード文の重要性は無視できません。
今回の記事では、リード文の重要性や役割の理解を深め、リード文の書き方や作成時に注意したいポイントを解説します。
リード文にどのような内容をいれたら良いか？、入れてはいけないNGな内容も分かるため、ぜひ参考にしてください。
リード文とは？
リード文は、記事の概要を150〜200字程度にまとめて、記事の方向性を読み手に伝える役割をもっています。
記事の本文に進む前に「この記事にはこのような内容が書かれています」と記事の概要を事前に説明することによって、読者も内容が理解しやすくなります。
文字数に制限はありませんが、「記事の概要」という観点から、簡潔にまとめることが大切です。
もしかしたら、「タイトルを読んだらおおまかな記事の内容が把握できるだろうから、リード文は必要ない」と考える方もいるかもしれません。
しかし、事前説明の有り無しで、読者の理解の深さは異なります。
読者を置いてきぼりにしないためにも、記事の方向性や内容を示すためのリード文は必要不可欠です。
また多くの読者は、記事冒頭に書かれているリード文を読んで、「この記事は読む価値がありそうか」判断します。
リード文で「読者が知りたいと思われる情報が書かれている」と事前に伝えることによって、スムーズに本文へと誘導することができるでしょう。
興味関心を惹く役割もある
さらにリード文には、読者の共感を得たり、興味関心を惹きつけたりする役割もあります。
たとえば、読者が知らなさそうな意外な事実を明かしてみたり、雑学のような面白い情報を入れてみたりすることも効果的です。
このほかにも、「この記事は面白そうだな」「この先に書かれていることを読んでみたい」と読者に思ってもらうためにも、興味関心を惹きつける内容にするよう努める必要があります。
このようにリード文は、記事構成の中でも非常に重要な役割があります。
リード文の書き方のポイント4つ
読者に読まれるリード文を作成するためには、4つのポイントを押さえる必要があります。
4つのポイントは次の通りです。
- 記事を読めば何が分かるかを提示する
- 簡潔にまとめる
- 記事の期待値を上げる
- SEOキーワードを盛り込む
それぞれの項目について詳しく解説していきます。
1. 記事を読めば何が分かるかを提示する
まずは問題提起をして、ざっくりとした解決策を提示しましょう。
多くの読者が、なんらかの不満や不安、悩みや疑問があって、インターネットで検索します。
「こんなことで悩んでいませんか？」「このような対処方法で解消できますよ」と示すことによって、「これって自分のことだ」「求める答えが書かれていそうだ」と他人事にせず捉えてもらうことができます。
この記事を読めばあなたの不満や不安を解決する手段が分かりますよ、という風に問題提起をして、本文へと導いて挙げましょう。
2. 簡潔にまとめる
リード文では、簡潔にまとめた文章を作成することが重要です。
スマートフォンを1人1台持つようになった現代において、ほんの少しの疑問でもインターネットを利用して調べるようになりました。
インターネットには膨大な数の情報が集約されていますが、すべての情報を端から端まで調べる人はほぼいません。
情報過多となった現代では、どのWebサイトから情報を得るか読者側の情報の取捨選択はシビアになっています。
そのため、リード文で「分かりにくい文章だな」と思われてしまうと、離脱して他のサイトに移動してしまう可能性があります。
簡潔に要約された分かりやすい文章作成を念頭において、冗長的な言い回しや要領を得ない文章は避けましょう。
3. 記事の期待値を上げる
リード文は、記事のおおまかな内容をまとめたものです。
ページを訪問してくる読者の行動は、まず記事のタイトルを見て記事を「自分が求める内容の記事か？」判断してタイトルをクリックします。
そして次は、記事の冒頭に書かれているリード文を読んで、次のような判断をします。
- 求める内容が書かれていそうか？
- 読んでみて価値がありそうか
- 不安や悩みが解消されるか？
読み手となるユーザーに対してメリットやベネフィットなどを訴求できていなければ、「読んでも求める情報がなさそうだな」と判断されてしまい、離脱につながる可能性があります。
なるべく最後まで読んでもらうためにも、読み手にとって有益な情報があることを明示し、「この先がもっと読みたい」「情報をもっと知りたい」と思われるようなリード文を書かなければいけません。
4. SEOキーワードを盛り込む
SEO対策の観点からも、狙っているSEOキーワードをいれることは重要です。
多くの読者は、検索エンジンに特定のキーワードを入力して、さまざまなサイトに訪問します。
最初に表示されるリード文の中に、読者からの需要が高いSEOキーワードを含めることで、「自分の求める情報が書かれていそうだ」と判断されやすくなります。
また、リード文がしっかり読み込まれることで、読者のページ滞在時間も延びるため、Googleからの評価も期待できます。
読者の目に留まりやすいリード文前半部分に、SEOキーワードを盛り込むようにしましょう。
リード文を書く際に気をつけたい点
リード文を書く際に注意するべき点は次の通りです。
- 当たり前のことは書かない
- 根拠のないことを書かない
- 余計な情報は含めない
それでは、詳しく解説していきます。
1. 当たり前のことは書かない
一般的に世の中のほとんどの人が認知している知識は書かないようにしましょう。
たとえば「シャンプーで髪の毛を洗うことで髪の毛がきれいになります」のような文章です。
改めて説明しなくても分かるような、当たり前のことは書かないようにしましょう。
2. 根拠のないことを書かない
読者の興味関心を惹きたいがため、根拠のない内容を書くのもNGです。
とくに身体に関わってくる医療系や健康系などは、厚生労働省などの公的機関や医療機関が発表している証拠が必要です。
またそれについて記載するときは、ソース元がどこであるかも合わせて記述する必要があります。
- 厚生労働省や総務省などの公的機
- 医療機関
- 専門家のインタビュー内容
- 自社が独自で保有するデータや調査結果 など
きちんとした根拠があるかはサイトの信頼性にも関わり、Googleも重要視しています。
そのため、根拠のないことが書かれているサイトは、低品質なコンテンツがあるサイトだと判定される可能性もあります。
裏を返せば、しっかりとした裏付けの証拠がある場合は、その旨を書くことによって魅力的なリード文になるということです。
根拠のある情報を提供することは、読者からの信頼を得るだけでなく、SEO対策にもプラスに働きます。
3. 余計な情報は含めない
読者にとって必要性のない余計な情報が入らないように気をつけてください。
とくに、記事内容を要約するリード文では、文章の流れを脱線させるような情報はNGです。
「ちなみに〜」や「話は逸れますが〜」と、本筋とは全く関係のない内容を書いてしまうと、読者の可読性を下げる恐れがあります。
そこに書き手側の自己顕示欲や承認欲求が伝わるような内容が入っていると、マイナスなイメージを持たれることにもなりかねません。
しかしながら、話の本筋と関係があり、読者の共感性を得たり権威性を示したりする内容なら、読者との距離を縮める目的に書いても問題はありません。
読者の興味関心を下げてしまわないよう、記事の内容と関係のない余計な情報が入らないように気をつけましょう。
まとめ
今回はリード文の役割や書き方、注意ポイントについて解説しました。
記事を読んでもらえるかはリード文にかかっています。リード文では、簡潔に分かりやすく、記事の方向性を読者に伝えることが大切です。
「何をどのように書いたら良いのか分からない」「簡潔に書くのって難しい」と、苦手意識を持たれる方もいるかもしれません。
今回紹介した書き方のポイントは上記の通り4点ありますが、しっかり意識して書いていけば難しいことではありません。
また作成時には、当たり前のことや根拠のない情報、余計な情報が入らないよう注意しておきましょう。
読者に対して、記事の方向性を分かりやすく示し、興味関心を持たれるような、本文への導線となるリード文作成を心がけましょう。