オウンドメディアで動画を活用するメリットは何?YouTube企業チャンネルの運用ポイントと活用事例も紹介

Sambushi編集部です!

近年オウンドメディア運用に、YouTube動画を活用する企業が増えています。
ハウツー動画やインタビュー動画、体験動画などさまざまな動画がオウンドメディアのコンテンツとして配信され、企業の認知拡大やブランディングに役立てられています。

そんな中「自社のオウンドメディアにもYouTube動画を活用したい!」と考えている担当者の方も多いのではないでしょうか。しかしながら、オウンドメディアで動画をうまく活用していくためには、企業チャンネルの特徴や具体的な活用方法を理解しておくことが重要です。

そこでこの記事では、オウンドメディアで動画を活用するメリットと、その運用方法や成功事例をご紹介します
自社オウンドメディアで動画活用を始めるきっかけとしてお役立てください。


オウンドメディアでYouTubeを活用するメリット

近年注目のオウンドメディアでのYoutub活用ですが、そこには一体どのようなメリットがあるのでしょうか。主な4つのメリットを見ていきましょう。

情報をわかりやすく伝えられる

YouTubeをオウンドメディアに掲載することで、ユーザーに情報をわかりやすく伝えられます
動画コンテンツは、視覚と聴覚の両方にアピールできるため、伝えられる情報量が多く、豊かな表現でユーザーにアピールすることができます。
自社製品のハウツー動画や自社の目指す世界観といったメッセージなどを動画で表現すると、ユーザーに情報を受け取ってもらえやすくなるため、商品認知やブランディングに高い効果が期待できます。

拡散されやすくなる

動画とSNSは相性が良く、動画コンテンツは文字だけのコンテンツよりも興味を持たれやすいため、拡散されやすい傾向にあります。
とくに訴求力の高い商品やサービス、斬新なアイディアなどは、SNSなどを通じた拡散が期待できます。オウンドメディアの動画をSNSと連携させたうえで注目されれば、リツイートやシェアにより、商品やサービスの認知度を一気に高めることも可能です。

流入経路が増やせる

YouTubeをオウンドメディアに掲載することで、流入経路が増やせる点も大きなメリットです。
オウンドメディアで記事のみを投稿していれば、流入元は基本的にインターネットの検索結果しかありません。しかしYouTubeも運用していれば、たとえオウンドメディア自体の検索結果からの流入が少なくても、オウンドメディアに掲載されたYoutubリンクも流入経路になり得ます。

また、インターネットの「動画検索」からの流入も期待できます。Googleには、検索ボックスのタブの1つに「動画」があります。ここで「炊飯器 レシピ」などと検索して「動画」のタブを選ぶと、動画を掲載したサイトの検索結果がでます。「動画の方がわかりやすい」と動画検索をするユーザーは少なくありません。

ユーザーの共感を得られる

動画コンテンツは、文章だけのコンテンツよりもユーザーの共感を得られやすいです。動画では文字や画像では届けにくい臨場感や感情の抑揚などが伝えられます。
とくに商品やサービスを実際に利用しているデモ映像を流すと、ユーザーは自分自身もその動画投稿者がしているのと同じ体験を擬似的に体験でき、購入後のイメージを持たせやすくなります。
こうした疑似体験はユーザーの印象に残りやすく、共感を生みやすくするうえに、共感の度合いも強くなります

具体的な活用例

これまで見てきたようにオウンドメディアのYouTube動画活用にはさまざまなメリットが期待できます。では、具体的にどのような内容の動画を配信していけばよいのでしょうか。
具体例を4つご紹介します。

自社サービス・商品を紹介する

1つ目は、自社サービス・商品を紹介する動画です。
商品やサービスの魅力はテキストだけではなかなか伝わりにくいものです。社長自らもしくは社員などが出演して、自社製品の特徴やハウツー、具体的な利用シーンなどをわかりやすく伝えることで、ユーザーは購入後のイメージがしやすくなります。ユーザーが具体的な利用イメージを持てれば、成約や購買につながりやすくなります。

記事コンテンツを動画にする

すでに記事として発信している内容を動画にするのも有効です。
テキストと画像だけの既存の記事コンテンツの冒頭に、記事の内容を簡単にまとめた動画を設置すれば、より詳しい情報を求めて記事コンテンツにアクセスするといった流れが期待できます。
この活用方法は、コンテンツマーケティングにおける相乗効果をうまく利用できるため、動画を制作するメリットは大きいと言えるでしょう。

社員インタビューや社内・店舗の様子を紹介する

社員インタビューや社内・店舗の様子を紹介するという動画もあります。
BtoBにおいて、自社サービスの導入事例や導入企業のインタビューを掲載する動画は、「第三者を通して語られている」ということで説得力が高まります。
BtoCにおいては、社内や店舗の様子を動画として公開することで、その場にいるような疑似的な体験ができ、安心感と親近感を高めるのに効果的です。

ただ、「自社製品は良いですよ」「うちのお店はフレンドリーですよ」とテキストで表現されていてもなかなか信用しにくいものです。しかし、実際に利用した人や実際にその場にいた人が「良いですよ!」と言うと、リアリティがあり信用しやすくなります

過去に製作した広告動画を設置する

過去に制作した広告動画を設置するのも一つの手です。
過去に広告に使用したテレビCMなどはもちろん、紙媒体の広告であっても、つなぎあわせたり動きやBGMをつけたりすることで広告動画としてより多くの人に情報を発信するための手段として活用できます。

YouTubeの企業チャンネルを運用するポイント

YouTubeの企業チャンネルを成功させるためにはコツをおさえた運用が重要です。ここで、しっかりとYouTubeの企業チャンネルを運用するポイントを確認しておきましょう。

チャンネル名は企業名や商品名にする

YouTubeの企業チャンネルはプロモーションが目的なので、チャンネル名には企業名や商品名を入れましょう。自社で展開している商品名やサービス名など、検索されやすい名前をチャンネル名に持ってくると、Google検索の際にチャンネルが上位に表示されます。

チャンネルのコンセプトを明確にする

YouTube運用を開始する前に、チャンネルを開設するコンセプトを明確にしましょう。
動画を活用して「誰に、何を、どのように届けたいのか」というコンセプトを明確にすることで、動画コンテンツに一貫性を持たせることができ、ファンを増やしたり定着させたりしやすくなります。

KPIを設定する

YouTube運用の目的を達成できているかを測るためのKPIの設定も欠かせません。KPIを設定して各指標の達成度合いをモニタリングしながら、PDCAサイクルを回すことで、よりよい運用を実現できます。

YouTube運用におけるKPIの例としては以下のようなものがあります。

  • チャンネル登録者数
  • 動画の視聴数
  • いいね数
  • コメント数
  • チャンネルから自社サイトへの流入数 など

ショート動画も活用する

YouTubeの「ショート動画」機能も活用しましょう。ショート動画とは、最大1分の縦型動画を投稿できるYouTubeの新しいサービスです。ショート動画を活用することで以前よりも、不特定多数のユーザーへのリーチができるようになりました
また、ショート動画はスマホ一台で撮ることが基本で、YouTubeアプリ内で編集までできるため、撮影から投稿まで30分〜1時間ほどで終わらせることも可能です。そのためサクサクと動画を量産でき、動画数を増やせます。コンテンツが多いことは、ユーザーにとって、企業の信頼感にも繋がります。

動画を活用したオウンドメディアの事例

ここからは、実際に動画を活用したオウンドメディアの事例をご紹介します。自社での活用イメージにお役立てください。

トヨタイムズ【トヨタ自動車株式会社】

「トヨタイムズ」は、トヨタ自動車株式会社が運営するオウンドメディアです。
トヨタイムズはYouTube上で「トヨタイムズチャンネル」を運用しており、そこではテレビCMと連動させた情報がインタビュー形式や取材形式で配信されています。
ニュースやメディア取材などでは伝えきれない「社長の思い」や「ブランドストーリー」といった複雑な情報を動画で発信することで、視聴者に「わかりやすく伝える」ことに成功しています。

参考:https://toyotatimes.jp/spotlights/chief_editor/074.html

となりのカインズさん【株式会社カインズ】

関東を中心に全国200店舗以上のホームセンターを展開する「カインズ」が運営するオウンドメディア「となりのカインズさん」は、立ち上げから約1年で月間400万以上のPV数を獲得。カインズ商品を使ったDIYを動画で紹介しているコンテンツの最後にはオンラインショップへのリンクがあり、ユーザーは視聴後にそのまま商品を購入できるようになっています。

参考:
https://magazine.cainz.com/series/44565
https://magazine.cainz.com/article/6832

まとめ

オウンドメディアにYoutube動画を活用することで、流入経路を増やし、より多くのユーザーにリーチすることができます。また、ユーザーに情報が伝わりやすくなるため、訴求力が高まり自社製品やサービスのファン増加につながる可能性も十分にあります。

もちろん業界によって向き・不向きもあるでしょう。人員不足、制作予算不足などで動画制作が厳しいケースもあるでしょう。とはいえ、オウンドメディアへの集客に伸び悩んでいたり、テキストだけのコンテンツに限界を感じていたりするのであれば、Youtub動画の活用を検討してみるのもいいのではないでしょうか。
これを機に、ぜひまずははじめの一歩を踏み出してください!

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