How to choose an owned media subcontractor and cautions

オウンドメディアとコンテンツマーケティング その違いと目的とは

What is the difference and purpose of owned media and content marketing

Sambushi編集部です!

Webマーケティングのなかでも近年、重要視されているオウンドメディアとコンテンツマーケティング。マーケティング業務に関わる人ならば一度は耳にしたことがあるでしょう。

オウンドメディア運営・記事制作代行専門で行っている弊社(リファイド)でもここ数年でお問い合わせ件数がグッと伸びてきています。

このオウンドメディアコンテンツマーケティングですが、この二つの違いを説明することができますか?

それぞれの役割をしっかりと理解することがまず大事。そうでなければ社内で「オウンドメディアとかコンテンツマーケティングってなに?」と聞かれたときに説明できませんよね。

そこで今回はこの2つの違いや役割について詳しく説明していきます。

▼「オウンドメディアのメリットって何?」という方はこちらの記事をどうぞ
【効果を最大化へ】オウンドメディアのメリット・デメリットを理解しよう!


オウンドメディアとコンテンツマーケティングの違い

オウンドメディアもコンテンツマーケティングも“情報を発信するもの”という点で混同されがちですが、

  • オウンドメディア:媒体
  • コンテンツマーケティング:戦略

という明確な違いがあります。そもそもの目的が違うため、競合しないものであると理解しておきましょう。

ではオウンドメディアとコンテンツマーケティング、それぞれ詳しくみていきます。

オウンドメディアは“情報伝達のための媒体”

オウンド:owneは所有、メディア:mediaは手段・媒体という意味。 つまりオウンドメディアとは企業が所有し、ユーザーに向けた情報・コンテンツを発信するためのメディア”のことです。

オウンドメディアに含まれるのは、企業公式ホームページやブランドWebサイト、紙媒体パンフレットなど企業が発信する情報の全てです。 しかし近年は“消費者にとって有益な情報を集めておく媒体”としての「企業が運営するブログ形式のWebメディア」を指すことがほとんどです。

オウンドメディアが注目されはじめた背景には、インターネットの発達により効果的なマーケティングの方法が変化したことにあります。

あふれるモノ・情報のなかでは企業の個性が埋もれてしまい、差別化をはかることは非常に困難。だからこそ企業はオウンドメディアを使って、自社の社風や製品の情報を自由に発信します。

企業はオウンドメディアによるブランディングでファンを集めやすく、購買に繋がりやすいリード(見込み顧客)の集客や、企業の方向性に合った採用にも効果を上げることができるのです。

コンテンツマーケティングは“成果達成のための、コンテンツを使った戦略”

対してコンテンツマーケティングは、消費者・ターゲットにとって有益な情報(コンテンツ)を提供し、リードを獲得して購買へ繋げるという“一連の流れ・プロセス”のことを指します。

ここ数年でグッと注目が高まったコンテンツマーケティングですが、実は非常に昔から実践されていた手法です。“消費者にとって有益であるものを”という考えは軸として変わらないまま、内容は時代に合わせて変化を続けています。

コンテンツを使った戦略であるコンテンツマーケティングは、媒体やコンテンツの種類を選びません。 そのため、オウンドメディアがなかったとしても実践でき、状況や内容に応じたマーケティングをおこなえるメリットがあります。

オウンドメディアとコンテンツマーケティング「混同」の理由は?

コンテンツマーケティングとはコンテンツを使って新規顧客を獲得するための戦略であり、オウンドメディアはその戦略を実行するための手段としての媒体です。

しかしこの2つ、実は非常に混同されやすいのです。 その理由としてオウンドメディア自体にマーケティング要素があることが挙げられます。

オウンドメディアは媒体でありながら、うまくコントロールすればリード獲得の可能性を高め、企業の資産にもなり得るもの。コンテンツマーケティングが広い範囲でのマーケティング方法だとすれば、オウンドメディアは限られた範囲でのマーケティング方法であるともいえます。

オウンドメディアの位置関係・役割とは?

訪れたターゲットをリードへと育てる“ブランディング”が、主な目的となるオウンドメディア。

実はオウンドメディアは「連携する3つのメディアのなかのひとつ」であり、残り2つのメディアが“認知拡大・信頼獲得”の役割を担っています。

この3つがうまく連携することで、より大きな成果へと繋がります。

オウンドメディアはトリプルメディアのひとつ

コンテンツマーケティングをおこなう媒体として、オウンドメディアの他にペイドメディア、アーンドメディアがあり、これら3つを合わせてトリプルメディアと呼びます。

    • オウンドメディア

オウンド(owned)メディアはターゲットのニーズに合わせたコンテンツを充実させ、より興味を高めて購買を促す役割を担います。

    • ペイドメディア

ペイド(paid)メディアは、ニュースサイトなどの広告枠に費用を払って広告を掲載し、不特定多数の人に知ってもらう認知拡大の役割を担います。

    • アーンドメディア

そしてアーンド(earned)メディアは、主にSNSを使ってユーザーと交流し、コンテンツの拡散や信頼獲得をする役割を担っています。さらに最近ではアーンドメディアを2つに分けたシェアード(shared)メディアも入り、新たにPESO(ペソ)メディアとして注目されています。

このトリプルメディアを宣伝・興味・信頼獲得ツールとして使い分け、連携させることで、より多くの未開拓ユーザーを見込み顧客へと育てることができます。

オウンドメディアの役割

オウンドメディアは、ペイドメディア・アーンドメディアで獲得したリードを育成するとともに、集客ツール・企業の資産としての役割も担っています。

オウンドメディアがやるべきことは、コンテンツを充実させてリード自身に「自分に合っている企業・サービスだ」と思ってもらうこと、そしてSEO対策をおこない、オウンドメディア自体が集客ツールとなることです。

充実させるコンテンツの内容としては、リードに有益だと感じてもらえる情報や「使ってみたい」と興味をそそられるものなどがベスト。長期的な視点で成果へと繋げるためのブランディングをすること、これがオウンドメディアの役割です。

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングは簡単にいうとコンテンツによって商品の購入・サービス利用を促すための手法です。

役割としては、商品・サービスに興味を持ってもらうためのきっかけ作りから、信頼を獲得して購入・利用で満足し、さらにリピートしてもらうところまでを担っています。

利用するコンテンツは、オウンドメディアの運用や動画の制作、ホワイトペーパーやメールマガジン、ウェビナーなどさまざま。ターゲットに合わせて最適なものを使い分けましょう。

コンテンツマーケティングの特徴

ここ数年でグッと需要が高まったコンテンツマーケティングですが、特徴として挙げられるのはプル(引き出す)型のマーケティングであることです。

プル型
プル型とは、企業がオウンドメディアやSNSなどで発信した情報を、消費者が自分のタイミングで取得するマーケティング方法。 今まではテレビCMや広告・営業など企業が直接アプローチするプッシュ型が主でしたが、情報過多の現在ではプル型のほうが好まれる傾向にあります。

コンテンツマーケティングのメリットは、媒体を選ばず掲載できて拡散しやすくSNSとの相性も良いこと、ずっと掲載し続けてアクセスを集める資産にできるため費用対効果が高いことなどがあります。

また、質の高いコンテンツはGoogleからの評価を得やすく、検索エンジンの上位表示を狙いやすい面も。動画・テキストにかかわらず「ユーザーが求めている、充実した内容のコンテンツ」作りを目指しましょう。

コンテンツマーケティング施策の流れ

コンテンツマーケティングのプロセスは、コンテンツの制作・配信によってオウンドメディアへの流入を増やし、リードの獲得から育成、購入、リピーターとなってもらうまでを段階的に繋げていく、という流れになります。

コンテンツで行動を促すには、的確なターゲティングや分かりやすい表現にする、配信する媒体を選ぶなど、徹底的に消費者のニーズに寄り添うことが必要です。うまく活用できればユーザーに見つけてもらう仕組みを作ることができ、大きな成果が期待できます。

オウンドメディア、コンテンツマーケティングが重要な理由とは?

インターネットやソーシャルメディアの発達により、世界中のどこからでも気になる情報に簡単にアクセスでき、話題を共有できるようになりました。

それによりユーザーの情報収集も、スマホ検索によって自分に必要な情報や、それに関連する話題のみをチェックする方法に変わってきています。企業の成長には新規顧客の獲得が欠かせませんが、これでは一方的に情報発信しても未開拓ユーザーに見てもらうことはできません。

だからこそ企業はインターネットを使ったオウンドメディア・コンテンツマーケティングでユーザーに「見つけてもらえる・共感できる・拡散したくなる」施策をおこなう必要があるのです。

ターゲットを確実に絞り、ニーズを満たす高品質なコンテンツを作ることで集客・ブランディング・拡散の効果が上がり、成果へと繋がっていきます。オウンドメディアやコンテンツマーケティングは、モノや情報があふれる現代において選ばれるために欠かせないものなのです。

今後も進化し、増えていくマーケティング手法

matomeオウンドメディアやコンテンツマーケティングについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

マーケティングの原型は1950年頃にできたといわれており、時代に合わせて変化しながら、今もさまざまな手法が生まれています。

今回ご紹介したオウンドメディアやコンテンツマーケティング以外にも、スマホやソーシャルメディアを利用するデジタルマーケティングや、直接やりとりするリアルマーケティングなども存在します。

大事なのはオウンドメディアやコンテンツマーケティングをはじめ、さまざまな手法のなかから自社のターゲットには何が適しているのか・有効なのかを見極めることでしょう。

そのためにも今回ご紹介したように、各手法の違いや目的を理解しておくことが大切です。

良いコンテンツからより多くの成果を生み出すために、上手に活用していきましょう。

▼「オウンドメディア始めるから記事を外注したい!」という方はこちらの記事をどうぞ

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