Tips for successful owned media operations

成功事例から学ぶ!オウンドメディア運用のコツとは

Tips for successful owned media operations

Sambushi編集部です!

オウンドメディアとは、パンフレットやカタログ、Webサイトなど、自社発信で情報提供していくメディアを指します。ユーザーに認知・理解してもらうためのブランディングや、集客、売り上げの向上を目的として多くの企業がオウンドメディアを運用しています。

今回は、これからオウンドメディアを運用するなら事前におさえておきたいコツをご紹介します。運用していくうえでのポイントや心構えを知ることが成功への第一歩です。


運用で大切な5つのポイント

オウンドメディアを有効的に運用していくにあたって、おさえておきたいポイントを5つご紹介します。

Point1. 自社のマーケティング戦略に沿ったコンテンツ制作

ユーザーに向けて情報発信をするため、マーケティング戦略は欠かせません。

ターゲットユーザーの動向リサーチや、市場のトレンドリサーチをして、マーケティング戦略を立てる必要があります。

自社サイトに一番必要なコンテンツはコラム記事やニュース記事なのか、それともホワイトペーパーを制作するべきなのか。マーケティング戦略を立てたうえでコンテンツ制作に入れるようにしましょう。

Point2. 中長期的な取り組みが必要

オウンドメディアは中長期的に運用をして目的を実現するメディアです。運用をはじめてすぐには期待するような結果は出にくいため、時間をかけて運用していく根気が必要です。

オウンドメディアを運用する目的を明確化してはじめることがポイントです。

Point3. 社内で理解を得る

オウンドメディアはユーザーから思うような反応をすぐに得ることができないので、はじめは精神的に辛い運用時期になる場合があります。

運用担当者だけでなく、社内全体のメンバーにもオウンドメディア運用の目的を周知させ、中長期的な運用の継続が欠かせないことについて理解を深めることが健全なオウンドメディア運用に役立ちます。

Point4. 良質なコンテンツを提供する

良質なコンテンツとは、ユーザーの検索意図に寄り添い、偽りのない情報を載せた記事を指します。“ユーザーにとって有益な情報であること”が良質なコンテンツであるかを左右します。

コンテンツを量産しても中身の質が低レベルでは、検索エンジンにもユーザーにも魅力的なコンテンツであると認識されません。いかにユーザー目線のコンテンツ作りができているかが問われます。

Point5. 集客チャネルに合わせた戦略を立てる

チャネルとは、集客のための情報経路を指します。具体的な例を挙げると、SNSやメール、広告、Webサイトなどの媒体があります。

せっかく良質なコンテンツを制作してWebサイトに掲載していても、コンテンツに集客ができていなければターゲットに見てもらえません。

ユーザーへコンテンツを届けることを目的としたチャネル設計の戦略を立てることはオウンドメディアに有効です。

目的別の事例

オウンドメディアの立ち上げには、方向性を事前に設定することが成功の鍵といえます。目的別の事例を見ながらオウンドメディアを運用する目的を明確にしましょう。

問い合わせ目的

問い合わせ目的のオウンドメディアとは、お役立ち情報を掲載し、ユーザーからのアクションを促すメディアを指します。

商品やサービスを販売するためのコンテンツはなく、ユーザー目線の有益情報の発信に徹底してコンテンツ作りを行っていることが特徴です。ユーザーからのアクションとは、会員登録や資料請求の行動を指します。

ユーザーが会員登録の際に記載したメールアドレスへメルマガを定期的に配信して有益な情報を送り、ユーザーとの信頼関係を築きます。

ユーザーから信頼を得ることで、購入の比較段階に入ったときにセールスがしやすく、販売に結びつきやすい特徴があるオウンドメディアです。

購買促進目的

購買促進を目的とするオウンドメディアは、信頼性、または画像を活用して視覚で購買意欲を高める目的があります。

信頼性で購買意欲を高めるメディアとは、専門家がユーザーの悩みを解決に導くという構成で信頼性を築いているメディアを指します。

専門家が解説しているコンテンツは、検索エンジンからもユーザーからも高い信頼を得ることができるので、集客がしやすく、購買意欲が高まりやすいです。医療や美容系のメディアで多く取り入れられています。

視覚で購買意欲を高めるメディアとは、魅力的な画像とテキストを組み合わせたコンテンツを指します。

ユーザーが商品やサービスを使ったときのイメージがしやすく、購買意欲が高まりやすいという強みがあります。また、ブランドイメージを表現しやすいオウンドメディアであると言えます。

採用やブランディング目的

集客や販売を目的とせず、ブランディングのためにオウンドメディアを運用する事例もあります。ユーザー目線の有益コンテンツに徹することで、認知度をアップさせ、好印象を持ってもらうことを目的としています。

ブランディング目的で運用してきたオウンドメディアは採用強化にも大いに役立ちます。着飾らず、ありのままの社内の雰囲気を伝えるため、社員インタビューや口コミの掲載、オフィスの様子を載せるなどして企業の魅力を発信し、採用強化することも可能です。

運用体制

中長期的な運用が必要なオウンドメディアは、反応を得るまでに数年の時間を要するため、途中で放置してしまうことも珍しくありません。運用する前に体制を整えておくことはオウンドメディアの継続に有効的です。

運用体制はチーム制がおすすめ

Webサイトで良質なコンテンツを制作し続けていくには、想像以上に労力と時間が必要です。

コンテンツを企画するプランナー、ライター、市場調査・分析をするリサーチャー、編集長でチームを作り、効率よくコンテンツ作りをしていくことがおすすめです。

運用の流れ

まずはオウンドメディアの目的に沿って企画を立てていきます。大切な部分になるので、マーケティングをしながら企画していきましょう。

企画ができたら、コンテンツ制作をしていきます。カメラマンによる画像の撮影や、ライターの執筆によってコンテンツを作り上げます。

納品されたコンテンツは編集者が校正を行います。誤字脱字はないか、読みやすい文章になっているか、テーマに沿った内容になっているかなどを細かくチェックしていきます。

誤字脱字やテーマにそぐわない内容のコンテンツは、ユーザーにとって信頼できないコンテンツとみなされる危険性があるので、しっかりチェックしてから公開しましょう。

さらに、コンテンツは公開して終わりではありません。随時見直しを行い、情報が古くなっていないかを確認します。

公開したら分析していく作業も必要です。どんなコンテンツが読まれているのか、ユーザーはサイト内でどのような行動をしているかなどを見て、ゴールを意識しながらユーザーに寄り添ったメディアにしていくことがオウンドメディア運用の流れです。

注意点

オウンドメディアを運用し、集客ができても思ったような効果が得られないことはあり得ます。

諦めて放置せず、分析や調査で問題点を見出し、コンテンツの改善を行えば、オウンドメディアはゴールに向かって運用できます。PDCAを繰り返して継続していくことが、オウンドメディアの成功の秘訣です。

アクセス数を増やすために

アクセス数は、オウンドメディア運用において重要なポイントです。アクセス数を増やすためにできることをご紹介します。

外部からの評価を高める

検索エンジンが検索上位に表示する仕組みは、コンテンツがシェアされているかどうかもポイントになっています。

ユーザーがシェアしたコンテンツは“良質なコンテンツ”とみなされ、検索順位が上がる可能性があります。ユーザーが、「ほかのみんなにも読んでほしい」と思うコンテンツ作りを目指していきましょう

オウンドメディアの内容をブラッシュアップする

公開した記事は常に検索エンジンが見回りをし、“ユーザーが読みやすく、価値があるコンテンツか”の判断をしています。

不適切なリンクを貼っていないか、見出しが不規則ではないかなど、文章の構造を見直すことで検索結果の順位が上がる可能性があります。

SNSを活用する

SNSは集客チャネルに有効的なツールです。拡散力があるので、良質なコンテンツは多くの人にシェアされることが期待できます。認知度を上げる効果もあるので、オウンドメディアとともに運用したいツールです。

メルマガを配信する

会員登録や資料請求などでユーザーのメールアドレスを得た場合は、メルマガ配信でユーザーに情報を提供することができます。

会員登録や資料請求などのアクションをしたユーザーは優良な見込み客とも言えるので、積極的に信頼関係を構築したいユーザーといえます。

良質なコンテンツ制作する

SEO対策やSNS運用などはアクセスを増やす方法の1つですが、そもそもユーザーの検索意図を満たすような良質なコンテンツではなければターゲットの集客はできません。

PDCAの繰り返しやリサーチを行い、ユーザーの悩みや迷いを解決できるような良質なコンテンツを作ることがオウンドメディアの運用には大切です。

まとめ

オウンドメディアの運用は長い期間にわたって運用しなくてはならず、はじめは思うような反応を得ることができないので途中でやめたくなる時期もあるかもしれません。

継続し続けるという根気を持って取り組むことがオウンドメディアの成功の鍵であることを忘れずに、運用する目的を明確にし、今回ご紹介した運用のポイントをふまえて臨みましょう。

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