instagram-success-points

【成功事例紹介】企業Instagram運用7つのポイント

instagram-success-points

Sambushi編集部です!

現在、多くの企業が続々とInstagram(インスタグラム)への参入を始めています。

Instagramはここ数年で急成長しているSNS。

ガイアックスソーシャルメディアラボの調査によれば、2019年の月間アクティブユーザー数は3,300万人。

近年は新たな流行の発信源となるなど、注目が集まっています。

2018年からはフィード投稿から直接購買ページへ繋げられるショッピング機能「ShopNow(ショップナウ)」が日本でも実装され、低コストかつ効率的に認知度や販売力を高めることが可能になりました。

テキストではなく画像がメインだからこそ、他メディアとは違うアプローチが可能です。今回は企業のInstagramアカウント運用を成功させるための重要なポイント、そして実際の成功例なども合わせてご紹介します。


企業Instagram運用を成功させる7つのポイントとは?

Instagramはテキストではなく画像がメインとなるため、基本的なマーケティングに加え、違う視点からのアプローチも必要です。重要なポイントは7つあるので、それぞれ説明します。

【ポイント1】ターゲットを決めよう

企業がマーケティングをおこなうにあたり欠かせないターゲット設定は、Instagramでも重要です。どんな人にフォローしてほしいのか、どんな行動を起こしてほしいのかを、ターゲットを決めてしっかりとリサーチし投稿に生かしましょう。

「夜19時、電車で仕事から帰宅する子育て中の女性」など細かいペルソナを設定できるとさらに効果的。特定の人をイメージして投稿することでよりユーザーに刺さりやすい内容になるほか、具体的な状況が浮かびやすいためにユーザーへのアプローチ方法を考えるきっかけにもなります。

【ポイント2】Instagramアカウント運用の目標を設定しよう

Instagramアカウントのフォロワーを増やしたい、売り上げを伸ばしたい。これはほぼ全ての企業アカウントが持つ目標でしょう。

しかしそのためにどんな投稿をするべきか? 企業アカウントはまず大きな目標を達成するための小さな目標を立て、達成を繰り返すことが必要です。

一般的にInstagramの企業アカウントでは、フォロワーの数に対してのリーチ数(投稿を見た人の数)やいいねの数を目標に設定し、より多くの反応を返してもらえるよう工夫していきます。

フォロワー数が多く、よく話題になる企業アカウントは、小さな目標設定を繰り返しながらコツコツと確実な努力を続けています。

【ポイント3】投稿内容は世界観を統一しよう

画像や動画がメインとなるInstagramでターゲットを惹きつけるために大切なのは、画像のテイストやキャプションの書き方・空間も含めた“統一感”です。

そもそも写真にするのか・イラストにするのか。色合いは淡めを使うのか・ビビッドカラーを使うのか…など、全てにおいて精査し、狙い通りに投稿していくのがコツです。

テイストが違うものを写真に撮るときも、角度や明るさなどを合わせれば、画像を並べても統一感が生まれます。アカウントページでは投稿したコンテンツが一覧で表示されるため、ほんの少しのズレもバラバラ感を生んでしまいます。重要なのはブレないコンセプトに沿ったコンテンツを投稿していくことです。

【ポイント4】ハッシュタグ・タグ付けで見つけやすくしよう

Instagramユーザーの特徴として、検索エンジンではなくInstagram内の検索窓から気になるハッシュタグで検索し、商品購入へと繋がるパターンがあります。

さらに気に入った投稿から似たテイストの投稿へ飛ぶため、ブランドイメージに近い価値観を持つ人が使うハッシュタグを把握しておくと、見てもらえる可能性はグッと高まるでしょう。

ただしあまりにも利用数の多いタグは、多くの投稿のなかに埋もれて見つけづらくなるため注意が必要です。利用数が多すぎず少なすぎない、ちょうど良いボリュームのハッシュタグを付けられればベスト。1つの投稿のハッシュタグ数は最大30個なので、タグ付けする数もブランドイメージに合わせて調節しましょう。

【ポイント5】ブランドイメージに合ったInstagrammer(インスタグラマー)を起用しよう

Instagrammerとは、Instagramのユーザーでありながら、多くのフォロワー数と影響力を持つ人のことを言います。

できれば普段からブランドの商品を使用している、もしくはブランドのイメージに近いスタイルで活動しているInstagrammerを起用できればgood。彼らが抱える価値観の近いフォロワーにもブランドをアピールでき、認知度を高めることができます。

【ポイント6】他メディア・プラットフォームを合わせて利用しよう

FacebookやTwitterを含む人気のSNSには、Instagramでの投稿を即時に告知する“連携の仕組み”を使えばターゲットへのアプローチチャンスを逃しません。

また、それぞれのSNSアカウントにURLを記載しておけば、ツイッターで興味を持ったユーザーをInstagramへ誘導する、またはその逆パターンをおこなうことも可能。ユーザーがより使いやすいSNSで投稿を見ることができるため、よく見てくれるファンを増やしやすいというメリットがあります。

【ポイント7】運用ルールを決めて複数人でもブレない投稿を

企業アカウント運営はひとり、もしくは複数で運用するパターンがあります。

ひとりで運用すると「個性が出るためコアなファンが付きやすい・親近感が湧きやすい」などのメリットがある反面、責任を一手に背負うためプレッシャーが大きいというデメリットも。

そのため多くの企業アカウントは複数人数で運用している場合がほとんどですが、複数運用の場合は「ユーザーを惹きつける個性が出にくい・キャプションの書き方などにブレが生じやすい」などのデメリットもあります。

複数人でうまく運用するためには、複数運営ということをオープンにしたうえで「それぞれをキャラクター付けする・運用ルールをきちんと決める」などがコツです。運用ルールは投稿の統一感を出すために、画像の選び方やキャプションの書き方など細かく決めるのがおすすめです。

企業がInstagramを活用するメリットは?

企業がInstagramを活用するメリットは、利用者が急増している背景はもちろん、ユーザーとの距離が非常に近いために本音を知りやすい、画像や動画メインのためブランディングがしやすいなどの点があります。

低コストで大きな効果を得ることも可能なので、ポイントを押さえて上手に活用しましょう。

1.ユーザーとの接点を増やせる

興味を惹かれる画像や動画を見ると、それに関してコメントしたり、同じテイストが好きな友人たちと共有して楽しみたくなりますよね。

商品やサービスなら、映える撮り方や企業公式ならではの新しい使い方を投稿すると、ユーザーから感想や興味を持ったコメントが付き、接点が生まれて距離がグッと近づきます。

コメントやいいねをもらいやすい投稿のコツは、直感的に楽しさや便利さが伝わる画像、そして思わずコメントを返したくなるような“ユーザーと同じ目線”のキャプションを付けることです。

2.ユーザーの意見を直接聞くことができる

Instagramにはストーリー(ストーリーズ)という、24時間で自動削除される気軽な投稿機能があります。こちらでは2択のアンケートをとることができ、上手に使えばユーザーの意見が直接聞ける貴重な手段となります。

例えばストーリーに載せた画像で「服は緑と青、どっちが好き?」などを質問。2択の答えは質問者が自由に設定できるので、「どちらかといえば青・緑や青以外」などにして意見を聞いても。

ストーリーでのアンケートは24時間で消えてしまいますが、アーカイブに保存する設定にしておけば24時間を過ぎても結果の確認ができます。こういったInstagramの機能を活用し、ユーザーの声を取り入れていきましょう。

3.認知度アップが見込める

検索ツールとして非常に便利なハッシュタグは、キャプションにつけて探されやすくするほか、ハッシュタグを通じて別の投稿へ飛ぶことができます。

ユーザーを巻き込んだ企画なら、ハッシュタグを通じて新たなユーザーに見つけてもらうことができ、さらなる認知拡大に繋げられます。特定のハッシュタグを付けて投稿するキャンペーンなどを活用して、より多くのユーザーが楽しめる工夫をしてみましょう。

企業がInstagramを運用する際の注意点

運用すればメリットの大きいInstagramですが、イメージが大切なプラットフォームであるためにいくつか注意点も存在します。運用の方法を間違うとブランドのイメージダウンにも繋がりかねないので、慎重に検討していきましょう。

Instagramと相性の良くない商品・サービスもある

Instagramは写真や動画が中心であり、メインユーザーは20代から30代の女性が多くを占めています。そのため写真に撮ることで美しさや魅力が伝わるもの、例えば美容やファッション・観光などとは相性は抜群です。

反対に写真や動画にしても魅力が伝わりにくい、ギャンブル性の高いものや中高年の男性向け商品・介護サービスやコンサルなどの形がない商品はあまり効果が上がらない傾向にあります。

また、Instagramのショッピング機能が使えない商品はそのまま購入へと繋げにくいため、こちらも効果はあまり期待できないといえるでしょう。

投稿しただけで放置はNG。効果を分析しよう

Instagramに限らず、マーケティングにおいてコンテンツ運用で成果を上げるには、その投稿の反応や効果を測定して分析し、次の投稿に生かすことが欠かせません。

例えば「売り上げを30%UPさせる」というKGI(最終目標)があれば、それを達成するためのKPI(目標達成度を評価する指標)を決め、定期的にチェックし改善していきます。

ただしアカウントを客観的に分析するために、アカウント運用と分析の担当者は別にしておくのがおすすめです。広くいろんな視点から見て、ベストな運用方法を協力して考えていきましょう。

「宣伝だけのアカウント」化を回避する

InstagramなどのSNSは、距離が近いために企業や個人関係なく一緒に盛り上がれるのが一番の魅力です。

そのため宣伝ばかりを一方的に投稿してしまうとただの広告アカウントと化してしまい、ブランドやアカウント運用者が持つ“親しめる魅力”が伝わりません。

非常に難しいですが、運用者のキャラクターやセンスを織り込みつつ、ナチュラルに宣伝できるアカウントを目指したいもの。分析を繰り返して、ブランドに合った、より効果の高い投稿方法を模索しましょう。

企業Instagram運用の成功例

これから企業Instagram運用をおこなうなら、成功例を見てポイントを取り入れるのがおすすめです。まずは真似をしながら、少しずつオリジナル要素を加えてみるとよいですね。

【例1】NIKE

大手スポーツブランドであるNIKEは、Instagramの世界観とは少しかけ離れるイメージがあるかもしれません。しかしテレビCMでもおなじみの“内側からワクワクさせるような動画”や有名YouTuberとのコラボなどで、大きく注目とフォロワーを伸ばしました。

“手の届きそうな憧れ”を上手に使った、効果的なアカウント運用の代表であるといえるでしょう。

【例2】スターバックス

広告を出さない・徹底的に行き届いた快適な空間・ワクワクするような新商品。そんな“大人のちょっと贅沢な楽しみ”を大切にするスターバックスのInstagramは、ドリンクを持った手を映すという方法で疑似体験を促し、成果を上げています。

季節感を取り入れて新商品を紹介しつつ、ストーリーでキャンペーンをおこなうなど、Instagramの機能を最大限に活用しているのにも注目。そもそもドリンク自体が特別なアイテム化しているスターバックスだからこその、素晴らしい投稿アイデアです。

【例3】トヨタ自動車

日本を代表する世界的メーカー・トヨタ自動車のInstagramアカウントは、自社商品である車に日本の風景を合わせて投稿し、トヨタらしさを日本だけでなく世界の人々に向けて発信しています。

東京モーターショーなどのイベントも定期的に投稿するほか、季節や場所、イベントに合わせたハッシュタグも活用。思わずドライブに出かけたくなる、魅力的な投稿で統一されています。

ユーザーに共感してもらえる投稿を心がけよう

機能がどんどん充実し、よりマーケティングへと繋げやすくなっているInstagram。初めは難しいかもしれませんが、まずは成功例から学び、7つのポイントを押さえつつブランドらしいコンセプトを意識して投稿をしていきましょう。

ユーザーはもちろん運用担当者自身も楽しめる、魅力的なコンテンツがあふれたアカウントにしていけるとよいですね!

instagram-success-points
最新情報をチェックしよう!