Sambushi編集部です!
オウンドメディアやホームページなどのWebサイトをインターネット上にアップロード・公開するためには、サーバーが欠かせません。
自前のサーバーを所有していない企業や個人のなかには、レンタルサーバーを利用しているひとも多いでしょう。しかし、レンタルサーバーにはいくつもの運営会社やプランがあり、通信速度・安定性などが異なるため、どのレンタルサーバーを選んだらいいか悩むものです。
そこで今回はレンタルサーバーについて、Webサイト運用に適した選び方や注意点をご紹介します。
おすすめのレンタルサーバー6選もお届けするので、これからレンタルサーバーと契約するというひとはぜひ参考にしてみてください。
1. レンタルサーバーとは?
レンタルサーバーについては、自社で専用サーバーを運営・管理していない企業や個人がレンタルで利用できるサーバーと考えておきましょう。
Webサイト運営に利用するレンタルサーバーは一般的に「共用サーバー」といい、1つのサーバーを複数の契約者が利用するタイプです。
専用サーバーを所持するのに比べて使用料金が安価なため、個人ブロガーや企業メディアからの根強い人気があります。
サーバーには「サーバ」という表記もありますが、この記事では「サーバー」に統一して表記します。(サービス名を除く)
2. レンタルサーバーの選び方
Webサイトにはレンタルサーバーが必要とわかったところで、続いてはレンタルサーバーの選び方をご紹介します。
レンタルサーバーを契約してから「思っていたのと違う」なんてことにならないためにも、事前にしっかりと確認してから契約するようにしましょう。
2-1. 必要な機能があるか
レンタルサーバーと契約する際は、自分が公開しようとしているWebサイトに必要な機能があるかを確認しましょう。
表示速度・データ容量・セキュリティ・アクセス数など、Webサイトによって求める機能は異なります。
一般的なオウンドメディアやホームページであればベーシックなプランで事足りますが、動画コンテンツを大量に扱うWebサイトの場合はデータ容量が足りない・表示速度が遅くなるといった可能性があります。
追加料金を支払ってオプションを増設するよりは安く済むことが多いため、あらかじめ必要な機能や容量の目安をつけておくと良いでしょう。
2-2. サポート体制が整っているか
不正アクセスやウイルス攻撃などのトラブルが発生した際、すぐにサポートできる体制が整っているかどうかも選び方のポイントです。
サーバーの提供業者がきちんとセキュリティ対策を行い、ユーザーのサポートに徹底しているかどうかはあらかじめ確認しておきましょう。
また、災害時にそなえて日本国内にレンタルサーバーを置いている業者を選ぶことをおすすめします。海外のサーバーだと日本とは違い現地作業員がすぐに対応するのは難しい場合があるからです。
2-3. 費用は適正かどうか
レンタルサーバーは、機能・性能・サービスなどのプランによって契約料金が大きく変わります。
一般的には料金が高いほど高性能なサーバーですが、ただ高いレンタルサーバーを選べばいいわけではありません。反対に、安易に安いレンタルサーバーを選ぶのもご法度です。
ここで確認するべきポイントは「自社が求めるプランで適正価格のレンタルサーバーを選ぶこと」です。
まずは契約するプランが適正かどうかに重点を置いて確認するようにしましょう。
2-4. WordPressをインストールする機能があるか
レンタルサーバー会社のサイトメニューにWordPressをインストールできる項目があるかどうかを見てみましょう。
Webサイトを制作しようと考えている企業や担当者の多くはWordPressを使います。WordPressは人気の高いCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)です。
利用者の多さから、レンタルサーバー側も手続きや紐づけがしやすいようWordPressのインストール機能を実装しているところが多いです。
レンタルサーバーにWordPressのインストール機能がついていれば、手間がかからず初心者でも簡単にWebサイトを公開できるので、選び方のポイントといえます。
2-5. バックアップがあるかどうか
サーバーはWebサイトにおけるほぼすべてのデータを扱う場所です。万が一投稿した記事やサイトのデータが消えてしまった場合、すぐに復元できるようバックアップがとれるレンタルサーバーを選びましょう。
バックアップについては無料のサーバーがあれば有料のサーバーもあります。そのため契約する前にバックアップや復元についてのオプション・プランをしっかり見ておくことをおすすめします。
3. おすすめレンタルサーバー6選
レンタルサーバーの選び方を踏まえた上で、おすすめのレンタルサーバーをご紹介します。
レンタルサーバー自体にも特徴があるため自社に適した運営会社を選ぶ際の参考にしてみてください。
3-1. さくらのレンタルサーバ
さくらのレンタルサーバはプランが豊富なレンタルサーバーです。
月額129円~で利用でき、お試しでシンプルなWebサイトを作りたいひとに適しています。2週間のお試し期間があるため、自社のWebサイトにはどのプランが適しているのか試しながら確認すると良いでしょう。
3-2. ロリポップ!
ロリポップ!はブログ初心者におすすめのレンタルサーバーです。
月額250円という超低価格で必要最低限のオプションがついています。Webサイトの成長とともにプランを上級のものに変更していく形がおすすめです。
3-3. エックスサーバー
エックスサーバーは、高速・多機能・安定性を重視したレンタルサーバーです。
月額900円~の価格帯で、サブドメイン・メール・SSL化・独自ドメインなどの無料オプションがついています。利用者が多いため、わからないことがあった場合でも前例を調べて解決できるのが大きなメリットです。
3-4. お名前.comレンタルサーバー
お名前.comレンタルサーバーは多機能なレンタルサーバーです。
月額900円~でマルチドメイン無制限・独自SSL・メールアカウント無制限・データベース無制限などさまざまなオプションがついています。WordPressのテスト環境も実装しているため、Webサイト制作を行うひとに適しています。
3-5. ConoHa WING
ConoHaWING(コノハウィング)は国内最速の通信速度を誇るレンタルサーバーです。
月額800円~と低価格ながらもマルチドメイン・メール・WordPress・SSL化・独自ドメインなど、無料オプションがそろっています。
3-6. ヘテムル
ヘテムルは高性能なレンタルサーバーです。
月額800円~で超高速の通信速度を誇り、独自SSL化や自動バックアップに対応しています。高速化を追求したレンタルサーバーなので、大量アクセスを見込めるWebサイトにおすすめです。
4. レンタルサーバーを設定する際の注意点
レンタルサーバーの選び方やおすすめをご紹介してきました。最後にレンタルサーバーの契約や設定をする際の注意点を解説します。
4-1. オーバースペックにしない
レンタルサーバーは料金が高いほど高性能ですが、オーバースペックにならないよう注意しましょう。
自社が運営するWebサイトの規模に合わせたプランにすることで、無駄なコストの削減につながります。
4-2. バックアップを必ずとる
レンタルサーバーの料金やプランを見直した結果、他社のレンタルサーバーへ乗り換えることもあります。
その際には必ずバックアップをとりましょう。サイトを移行する際にデータが消えてしまい、これまでの苦労が水の泡になってしまうのを防ぐためです。
5. まとめ
レンタルサーバーの選び方や注意点、おすすめのレンタルサーバーについて解説しました。
レンタルサーバーはドメインやWordPressと同様、初心者にとっては難しく感じてしまうものです。しかし、自前のサーバーを運営・管理する必要がなく、自社に適したサーバーやプランの見極めを行っておけばスムーズにWebサイトを制作・公開できます。
この記事でお伝えした選び方のポイントやおすすめを参考に、レンタルサーバーを選んでみてはいかがでしょうか。
(画像はpixabayより)