Sambushi編集部です!
オウンドメディアを運用していくにあたって、担当者の重要な業務である“SEO対策”。オウンドメディアによって設定している目標の内容にばらつきがあっても、SEO対策が必須であることはどのオウンドメディアでも共通でしょう。
SEO対策は、担当者の知見に左右されるところもありますが、どんな知見レベルだったとしても、合わせて活用していきたいのが、“SEO対策ツール”です。
ツールには有料版と無料版がありますが、無料版でも十分な機能が備わっているツールもあります。費用を抑えながらSEO対策したい方や小規模サイトを運営している方、とりあえずお試しで使ってみたい方は、無料で使えるSEO対策ツールがおすすめです。
今回は、分析・キーワード調査・検索順位のジャンル別に分けて、無料で使えるおすすめのツール15選をご紹介します。
サイト分析ツール
Webサイトのトラフィックやコンバージョンなどを正しく分析する、高機能な分析ツールをご紹介します。
1. Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、サイトのアクセス状況やコンバージョン数を確認できる解析ツールです。サイト分析ツールとしては定番で、使用していなくても名前だけでも聞いたことがある人は多いでしょう。
サイトへの流入経路やセッション数、ユーザーのサイト内での行動・滞在率・離脱率などSEOにおいて重要となる行動レポートが把握できます。その他にもサイトのコンバージョン数、サイトページの読み込み速度など、サイト内の問題点を発見するためにも役立ちます。
2. Google Search Console(グーグルサーチコンソール)
Google Search Console(グーグルサーチコンソール)は、Googleが無料で提供している高機能な解析ツールで、SEO対策をするうえで欠かせないツールのひとつとなっています。
掲載順位・クリック率・流入キーワード取得などの検索パフォーマンスや、インデックス状況やクロールエラーの確認、サイトマップ送信などの機能が備えられています。
その他にも、モバイルユーザービリティに問題がないか確認することもでき、エラーやポリシー違反などの問題がある場合は、サイトの中のどこをどう修正したらいいか?を教えてくれます。
キーワード調査ツール
SEO対策では、ユーザーの意図を捉えたキーワード選定が重要です。こちらでは、キーワード選定のときに頼りになるキーワード調査ツールをご紹介します。
1. Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、Googleが提供しているツールで、主にGoogleでリスティング広告を出稿する際に使われるツールです。
本来はGoogle広告を利用する人が使いますが、一部の機能は無料で利用できて、SEO対策のキーワード選定時にも非常に役立ちます。
関連キーワードの取得・月間検索ボリューム・入札金額・キーワードの競合性などを把握できるため、「このキーワードで攻めて勝つ見込みはあるか?」「どのくらいの収益があがりそうか?」と、ある程度の予測を立てることが可能です。
また、競合サイトのキーワードのチェックもできるため、キーワード選定に迷ったときに使うと大変便利です。
ただし、実際に広告を出稿し運用していなければデータ取得に制限がかかり、検索ボリュームの具体的な数値を取得できません。
無料で利用する場合は、あくまでも参考程度に留めておきましょう。
2. Googleトレンド
Googleトレンドでは、Google検索エンジンで急上昇中のトレンドキーワードやユーザーの関心が高まっている注目キーワード、人気の話題をチェックできます。
検索ボリュームの推移はデータ化されており、過去の推移データを遡って調べることも可能。年間を通した需要の変化がわかるため、季節性のあるキーワードで狙いたいときの参考にも使えます。
ユーザーの関心が高い分野・テーマを把握することは、コンテンツ制作においても重要なため、トレンド情報や動向を捉えるために活用しておきたいツールです。
3. グーグルサジェスト キーワード一括DLツール
グーグルサジェスト キーワード一括DLツールは、Googleサジェスト機能で表示されるキーワード候補が一括で表示されるツールです。
取得した関連キーワードはCSVでダウンロードが可能。Excelなどを使ってキーワード候補を整理するなど、コンテンツ制作時にも役立ちます。
4. ラッコキーワード
ラッコキーワードは、Google・Bing・YouTubeなどで検索されているサジェストキーワードの調査ができます。
Amazonサジェスト・楽天サジェストの取得やGoogleトレンドのデータ、共起語・周辺語・類語のチェックもできて、コンテンツ制作に役立つ機能がたくさん備えられています。取得した関連キーワードはCSVでまとめてダウンロードが可能。
5. aramakijake.jp
aramakijake.jpは、キーワードの月間推定検索数と競合検索数の予測ができるツールです。
月間推定検索数では、GoogleとYahoo! JAPANそれぞれの推定検索数が順位別に(50位まで)わかるため、アクセス数の目安が確認できます。
競合検索数では、特定サイトのURLとキーワードを入力すると、その特定サイトの検索順位・月間検索予測数・現在の順位がわかるため、競合サイト調査にも重宝するツールです。
▼「キーワードの選定方法を知りたい」という方はこちらの記事をどうぞ
検索ボリュームとは?SEOキーワードの選定方法も解説
検索順位チェックツール
SEOでは、自社のWebサイトの検索順位が何位に表示されているか?現状を常に正しく把握しなければいけません。
検索順位チェックツールを活用すれば、日々の順位チェック作業も効率アップできます。
1. GRC
GRCは、自然検索での検索順位が確認できます。サイトのURLと順位測定したいキーワードを登録すると、日々の順位変動を把握することができます。キーワード別の順位はPDF形式でダウンロードが可能。
登録したサイト内で順位がついているページもひと目でわかるようになっているため、ページの改善や新しいコンテンツ制作のヒントも得られます。無料版は最大20キーワードまで登録できます。
2. SEOチェキ!
SEOチェキ!は、検索順位やキーワード出現頻度など、SEOに役立つ機能が備わっているツールです。
他にも、サイトSEOチェック・発リンクチェック・Whoise情報チェックなどの機能があり、SEOの基本とされる情報が把握できます。
サイトURLとキーワードを入力すると計測できる、シンプルで簡単に使える便利なツールです。
3. ohotuku.jp
ohotuku.jpは、順位チェック・キーワード出現率チェック・リダイレクトチェックなど、SEOに役立つ機能が搭載されています。
Google・Yahoo! JAPAN・Bingの3つ検索エンジン上での検索順位が、300位までチェックすることが可能。コンテンツのキーワード出現率は、競合との比較にも役立つ便利な機能です。
また、正しくリダイレクトされているか確認することもできるため、機会損失やサイト評価の低下も防げます。
その他の調査ツール
SEOに強いWebサイトを作るためには、サイト評価に関係するさまざま要素を考慮しなければいけません。
ここでは、SEO対策をさらに効率よく進められる各種ツールをご紹介します。
1. namaz.jp:順位変動
namaz.jpは、Googleの検索順位変動をグラフで確認できるツールです。
Googleアルゴリズム状況がグラフで確認でき、パンダアップデートやペンギンアップデートなど大きな変動があったときは変動アラームで「大変動」とわかりやすく表示されます。
また、キーワードジャンル別の変動幅をチェックすることも可能。
SEO関連の情報やニュースも更新されているため、最新のSEO情報を手に入れたいときにも役立ちます。
2. PageSpeed Insights:速度チェックツール
PageSpeed Insightsは、Googleが提供しているサイトページのスピードをチェックするツールです。サイトURLを入力すると、モバイルとパソコン両方での表示速度を測定できます。
測定結果はスコアで判定され、改善項目の提案や、それによって短縮できる推定時間をわかりやすく教えてくれます。
SEOの観点でも、サイトの読み込み速度は重要視されているため、自社のWebサイト評価をあげるために役立つツールです。
3. Copy Content Detector:コピーコンテンツチェックツール
CopyContentDetectorは、コピーコンテンツが簡単にチェックできるツールです。
チェックしたい文章を入力するだけでWeb上にあるコンテンツとの一致率や類似度、一致率・類似率が高いサイトの詳細や該当箇所などの詳細も把握できるため、サイトの評価を下げてしまう重複コンテンツの作成を避けることができます。
4. sujiko.jp:コピーコンテンツチェックツール
sujiko.jpも、SEOでマイナス評価となるコピーコンテンツがチェックできるツールです。
比較調査したいサイトのURLを入力すると類似度が数値で判定されて、ミラーサイトを調べることができます。
その他にも、ミラーページの可能性があるサイトも調べてくれるため大変便利です。
5. SimilarWeb(シミラーウェブ):競合調査ツール
SimilarWeb(シミラーウェブ)は、調査したい競合サイトのトラフィック数や検索キーワードなどのアクセス状況が把握できる競合サイト分析ツールです。
自社のWebサイトの流入キーワードと競合サイトのキーワードを分析し比較調査するときに活用できます。
まとめ
SEOに強いサイトを作るためには、現状を正しく分析することや、サイト評価を下げる問題点を発見し改善にあたる地道な作業が必要となります。
また、自社のWebサイトと競合サイトを比較してブラッシュアップしていくことも重要です。
今回ご紹介したツールを使って、必要なデータの収集・分析、コンテンツ制作への活用を行い、SEOに強いサイト作りを目指していきましょう。