もう記事制作のネタ切れで悩まない!記事タイプ別のネタの探し方を伝授

Sambushi編集部です!

集客できるオウンドメディアにするためには、軸となる設計、特にコンテンツの内容(ネタ)が何より重要です。しかしながら、その肝心な記事やコンテンツのネタに悩むことも多いでしょう。

そこでこの記事では、記事制作のネタの探し方をご紹介します。ネタ切れになってしまう原因ネタ切れを防ぐポイントを理解しながら、記事ネタを切らさないためのアクションをとっていきましょう。


ネタ切れになってしまう原因

なぜコンテンツのネタ切れが起きてしまうのでしょうか。ネタ切れの対策法を知るために、まずはネタ切れに陥ってしまう原因を探っていきましょう。

ターゲットが明確でない

ブログを始めとするオウンドメディアの運営において、誰に対して書いていているのか「ターゲット」が定まっていないと、ネタ切れ以前の問題として、ネタが無い状態に陥ってしまいます。
多くの読者に読まれる記事というのは、読者のニーズに寄り添って読者の悩みや課題を解決してくれる記事です。そのため、読者に届けるべきネタというのは、ターゲットのニーズから逆算して選定する必要があります。
肝心のターゲットが定まらない状態では、読者が持つ疑問や課題がわからないため、何を書けばいいのかがわかりません。つまり、書くネタが思いつかずに、「ネタがない…」と行き詰まってしまうのです。

知識量が不足している

テーマに関する知識量や情報量が少ない状態では、ネタ切れ状態を引き起こしてしまいます。自分の持っている知識やこれまでの経験を踏まえて書けるネタは、意外にも多くありません。
情報をアウトプットする(=記事制作)ためには、インプット(=知識や情報の吸収)が必要です。インプットが不足していれば、テーマに関して深堀りすることも、話題を広げることもできないため、当然ネタは尽きてしまいます

日常生活でネタ探しを意識していない

コンテンツ制作につながるネタは日常生活のあらゆるシーンに潜んでいます。しかしながら、それを意識した生活をしていなければ、そのネタに気づけず有効活用することができません。
ペットの犬に犬友ができた、サボテンが枯れた、お得なクーポンを見つけた…など、どんな些細なことでも、工夫次第で立派な記事ネタになり得ます。
この点に気づかず、日々の生活にアンテナを張らずに過ごしている場合、ネタ切れは必然的な結果と言えるでしょう

少人数でネタを考えている

1人ないし数人でネタを考えることには限界があります。どんなに日常生活でアンテナを張り巡らしたり、書籍やネットで勉強したりしてインプット量を増やしても、1人の知識量・情報量が大人数のそれに勝ることはありません。
考案する人数が多ければ多いほどネタ出しのアイディアは増えるものです。

ネタ切れを防ぐポイント

ネタ切れの原因がわかれば、それを防ぐことができます。ここでは、ネタ切れを起こさないための対策を4つご紹介します。

オウンドメディアのコンセプトを決める

オウンドメディアのコンセプトを明確にすると、記事ネタを見つけやすくなります。コンセプトとは、「誰に」「どのような情報」を発信するのかという目的や方向性のことです。
たとえば、「花屋のブログ」を書く場合、どのような記事を書くべきか考えてみてください。
花屋の仕事に関して?花屋に来る客について?花屋にある花について?
おそらく、自由度が高すぎて逆に何を書くべきか悩むでしょう。

一方で、「花屋さんになるために必要なことを教えるブログ」であればどうでしょう。
この場合、コンセプトが明確なため、ニーズや求められている情報も見えてきます。このように、「誰に」「どのような情報」を届ければいいのかを明確にすることで、ターゲットに伝えるべきこと(=ネタ)というのは数多く出てきますし、深掘りも容易になります。

また、商品やサービスの販売を目的とするオウンドメディアの場合、複数のターゲットを設定することも有効です。その場合、それぞれのターゲットによっておすすめするポイントや使い方などが変わってくるでしょう。多様なニーズに対応するコンテンツを作成するためには、さまざまな視点で商品を分析することが必要になります。結果的に、ネタの幅が広がり、一つの商品で複数の記事を作成することも可能になります

ネタ切れに悩まずに済むように、オウンドメディアのコンセプトは、運用を始める前にしっかりと決めておきましょう。

幅広いトピックで記事を作成する

オウンドメディアの方向性やターゲットを明確にすることは必要ですが、コンテンツのトピックを限定する必要はありません
たとえば、オウンドメディアに関するブログを運営しているとしましょう。この「オウンドメディア」というテーマに縛られてしまうと、「オウンドメディアの作り方」や「オウンドメディアの活用法」といったように「オウンドメディアの〇〇」と、「オウンドメディア」というキーワード(ネタ)だけで記事を書こうとしてしまいます。

しかし実際オウンドメディアを運営しているまたは開始しようとしている読者は、集客や売上アップにも興味がある人が多いため、マーケティング関連のトピックも記事ネタになります。
このように、テーマに縛られすぎることなく、視野を広げ幅広いトピックを意識すると、記事の幅が広がります

なお、視野を広げるためには、情報量や知識量といったインプットを増やしていくことが重要です。テーマに関連する本を読むことで、特定の分野を深掘りして学べます。また、ニュースやSNSからは、流行やトレンド情報を入手できます。時にはテーマとは全く関係のない分野の知見を増やし、新しいアイデアや発想を得ることもいいでしょう。
こうして、インプットを増やすことでネタ切れを回避することができます

日頃からネタをストックしておく

日頃から「記事ネタになるものはないか」と常にアンテナを張っておくことでネタ切れを防ぐことができます
日常生活の中での何気ない出来事や気になったこと、感じたことなど、些細なことでもいいのでメモをとる習慣をつけるといいでしょう。
メモした時には「ネタにならない」と思っても、後で見返すと意外と記事ネタのヒントが見つかることもあります。

また、検索キーワードを調査・選定し、ストックしておくこともおすすめします。ユーザーの気持ち(=検索意図)は検索キーワードに託されています。どんなキーワードが多く検索されているかを調べ、選定したうえで、それらキーワードを組み合わせることでコンテンツを構成することができます。

大人数でブレインストーミングする

同じテーマでもライターが異なれば違う記事ができるのと同様に、ネタ出しも人数の分だけアイディアが集まります。また、ネタ出しを集団で行うことで、1人では生まれない発想の連鎖や誘発も期待できます
なお、集団でのブレインストーミングをする際には、人の意見を否定しないことが重要です。そうすることで、「どうせウケない」「こんなネタ誰も見ない」などといった先入観を払拭でき、思い込みによるネタの停滞を減らすことができます

また、1人で施策に取り組んでいるなど大人数でのブレインストーミングができない場合には、雑談レベルでいいので第三者のアイディアを聞いてみることをおすすめします。そんな視点があったのかという気づきがあり、ネタ探しにつながることもあります。

読み物型コンテンツのネタの探し方

ここからは、記事ネタがない!と悩んでいる方のための実践的な救済策。まずは、ブログ記事やインタビュー記事、コラム記事など「読み物型」コンテンツのネタの探し方を3つご紹介します。

Googleで自社製品・サービスの関連ワードを調査する

まずは、「Googleサジェスト」を使ったネタ探し方法です。Googleの検索窓に、キーワードを入力すると、自動的にプルダウンで検索候補が表示されます。これがGoogleサジェストです。Googleサジェストに表示されるのは、ある程度検索数があり多くの人が興味を持っているキーワードなので、ユーザーのニーズを把握することができます。 これらのキーワードグループをテーマにすれば、需要のある記事を書くことができるはずです。

ただし、Googleサジェストの表示件数は10件までと制限がついているため、サジェストを一覧表示してくれるツールを使うことをおすすめします。無料で使えるツールとしては、「Googleキーワードプランナー」や「ラッコキーワード」、「Keyword Tool」などがあります。

同じ業界のWebサイトを確認する

同じジャンルの競合サイトをチェックすることで、ネタのヒントを得られることもあります。競合サイトがまだ取り扱っていないネタを見つけられることもあれば、既に取り扱われているテーマからさらに詳しく書けるネタを見つけられることもあります。
他にもサイトによってさまざまな切り口があるため、どのような記事が人気なのか、どの分野に力を入れているのかなどのアイディアやヒントも得られるはずです。

また、人気サイトをチェックし、どういった記事がどの程度SNSで拡散されているかといった「ユーザーの反応」を確認することもネタ作りに役立てられます。それぞれの記事に付いているSNSへの拡散ボタンや「人気記事」や「殿堂入り」といったタグから知ることもできますし、Yahoo!の「リアルタイム検索」を使えばその情報サイトから拡散されている記事も把握することができます。

ユーザーにアンケートをとる

ユーザーの興味を探るには、ユーザーに直接聞くという手もあります
ターゲットに合った被験者にアンケートをとり、それを集計することでターゲットの興味・関心を把握することができます。インタビュー調査や会場調査、街頭調査などさまざまな調査方法がありますが、最近では多くの企業がオンラインサーベイ(インターネットを活用して実施する調査)を活用しています。Webアンケートフォームを作成し、URLやQRコードをメールで発信したり、Webサイトに設置したりとさまざまな方法で調査を実施できます。中でもTwitterやInstagram、FacebookなどのSNSのアンケート機能を使った調査は、その時々のリアルタイムな情報なので、人々の興味関心が今どこにあるのかを把握するのに有効です。

検索用語を変えながらリサーチを深堀する

検索力を身につけることで、ネタ探し力がアップします。
ユーザーが何で悩んでいるのか、何を求めているのかを考えながら、1つのキーワードに対して言い方を変えてみたり、関連用語で検索してみたりとさまざまな角度から検索することで、より深い情報を収集できるようになります。
こうしたリサーチにより、違った視点からの新たなキーワードを発見できたり、複合キーワードに気づくことができるため、ネタに困らなくなります

情報発信型コンテンツのネタの探し方

読み物型コンテンツのネタの探し方に続き、ここでは、ニュース記事やノウハウ記事、レポート記事など「情報発信型」コンテンツのネタの探し方をご紹介します。

Googleアラートを活用する

「Googleアラート」を利用すると、最新の情報をタイムリーに手に入れることができます。Googleアラートとは、キーワードを登録しておくことで、それに関する最新情報をメールやフィードを通して知らせてくれるサービスです。
つまり、ネタにしたいキーワードさえ決めておけば、「自分からネタを取りに行く」手間なく、待っているだけでネタが舞い込んでくるということです。

運営サイトに関連のあるキーワードを登録して、いち早く関連情報を集めて記事にすれば、アクセスアップも期待できるでしょう。

自社Webサイトの検索キーワードを調査する

自社のWebサイトに訪れる人は、どういった目的があって訪問しているのでしょうか?この点を調査することで、ユーザーが何に悩んでいるのか、何を知りたいのかといった訪問目的がわかります。この訪問目的がわかれば、ターゲットユーザーの疑問や悩みを解消できる情報をネタとしてコンテンツの制作ができます

「Google Search Console」などのツールを使えば、自社サイトへのアクセス流入上位キーワードが把握できます。また、自社Webサイトに「よくある質問」ページを作成し、そのクリック数からユーザーの興味や関心を探るという方法もあります。

専門家のSNSをチェックする

自社製品やサービスに関連する専門家や業界の著名人のSNSからネタを探すという手もあります。その業界の専門家やその業界である程度の知識やなんらかの経験を持っている人の個人アカウントを見つけてフォローするのがいいでしょう。
個人アカウントは企業アカウントよりも幅広い情報が得られるため、コンテンツのネタ収集に役立てられます。

同じ業界で働く人と話す

ユーザーと直接関わる人は、ユーザーの興味やユーザーが何を知りたいかを把握していることが多いです。具体的には、自社商品を取り扱っている販売店の人や営業担当者など、直接「ユーザー」に会う立場の人たちです。
こうした人達とたとえば、商品に対する感想や他にどんな商品に興味を持っているか、趣味は何か、どんな話題で盛り上がるかなどを聞き出せば、コンテンツを作成するためのネタには困らないでしょう。

まとめ

ネタ切れが心配という方はまず、ネタ切れの原因を知ったうえで対策を講じましょう。
コンテンツ制作において重要なのは、読者のニーズを理解して情報を供給してあげることです。この点をしっかりと理解できていれば、ネタ探しに悩むことはありません。
今回ご紹介したポイントや手法は、ネタ探しにはもちろんのこと、記事やコンテンツのクオリティアップにもつながります。
読者のニーズに沿ったたくさんのネタを考えて、多くのユーザーの悩みを解決していきましょう!

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