What are the advantages and disadvantages of WordPress

【徹底解説】WordPressのメリット・デメリット

What are the advantages and disadvantages of WordPress

Sambushi編集部です!

自社のブログやホームページなどのWebサイトを作成しようと考えたとき、「WordPress」という言葉に直面する方は多いでしょう。

サイトを構築にすることに難しそうなイメージを抱くかもしれませんが、WordPressはWebサイトを制作するときに非常に便利です。担当者として、Webサイト制作する際の1つの選択肢として知っておくべきものです。

そこで今回は、WordPressとはいったい何なのか?そしてWordPressの知っておきたいメリットやデメリットについて徹底的に解説します。


1. WordPressとは

WordPressは、専門的な知識や技術がなくても簡単にブログやホームページを作成できるシステムです。

通常ではWebサイトを制作する際に、HTML・CSS・PHPなどのプログラミング言語を習得する必要があります。

しかし、WordPressの場合はプログラミング言語を知らなくても、既存のレイアウトに沿って入力するだけでサイトを構築できるようになっています。

WordPressのような簡単にサイト制作・運用ができる仕組みを、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と呼びます。

2. メリット

Q-Successが提供した調査情報によると、WordPressは世界中のWebサイトの38.1%で使用されています。(参照:コンテンツ管理システムの使用統計と市場シェア、2020年8月)

ではなぜWordPressが世界的に圧倒的なシェア率を誇っているのか。使用する上でのメリットについて見ていきましょう。

2-1. デザインの種類が豊富

WordPressにはたくさんのテーマが用意されていて、テーマを適用するだけで簡単におしゃれでかっこいいデザインにすることができます。

テーマは無料なものから有料のものまで幅広く、細部のカスタマイズやサポートなど異なる点が多いため、自身に合ったテーマを選ぶと良いでしょう。

2-2. 無料で利用できる

WordPressは、商用利用を含めたすべての機能を無料で利用することができます。

自社のホームページを開設したいと考えている企業にとって、運用にかかるコストを抑えられるのは大きなメリットでしょう。

ただし、デザインを手軽に変更するための有料テーマや、インターネット上に公開するためのサーバー、独自ドメインなどの別途費用はかかります。

2-3. 管理が簡単

WordPressがCMSで選ばれる理由の1つに、管理が簡単ということが挙げられます。

テーマごとの管理画面では「ヘッダー」「サイドバー」「フッター」のようにレイアウトが分けられているため、該当する箇所に文章や画像を入れ込んでいくだけでWebサイト全体の管理が可能です。

2-4. カスタマイズ性が高い

既存のテーマを使えば簡単にホームページを作成できるWordPressですが、HTMLやCSS、PHPなどの専門的な知識があれば、カスタマイズの幅はさらに広がります。

公開されているテーマのなかには、プログラミング言語を使う前提のものもあるため、レイアウトにこだわりたい方にも適しています。

2-5. プラグインで機能の追加が可能

WordPressには拡張機能であるプラグインが豊富に取りそろえてあります。

ホームページやECサイトに必要なお問い合わせフォーム・ショッピングカートなど、プログラミング言語を知らないと実装が難しい機能を簡単に追加することが可能です。

2-6. 利用者が多いため、ネット上に情報が豊富

世界中でも利用者の多いWordPressは、インターネット上に先人たちの有益な情報がたくさんまとめられています。

サイト制作中に疑問や不明点があった際、検索すればすぐに解決方法を教えてくれるサイトが出てくるため非常に心強い味方です。

3. デメリット

簡単にサイトを制作したい人にとっては便利なWordPressですが、メリットだけでなくデメリットも存在します。

3-1. カスタマイズには専門知識が必要

テーマやレイアウト機能を利用すれば、ある程度のカスタマイズはできるものの、コンテンツを魅力的に魅せるハイセンスなサイト設計だと、専門的な知識が必要になってきます。

さらにPHPは間違った記述をしてしまうと、最悪の場合サイトが表示されないといった不具合が起きてしまうため、ハイレベルなカスタマイズのハードルは高いでしょう。

3-2. サーバーと独自ドメインを用意する必要がある

WordPressは無料で利用できますが、インターネット上にサイトを公開するには、サーバーの契約と、独自ドメインの取得をする必要があり、いずれも月額料金が発生します。

ドメインやサーバーを契約するサイトにはいくつかのプランがあり、自社が運営するサイトに適したものを選ぶ決断力が求められるでしょう。

3-3. 初期設定が初心者には難しい

レンタルサーバーを契約し、独自ドメインを取得しても終わりではありません。WordPressをインストールした後に、独自ドメインで自社サイトが表示されるように設定をする必要があります。

インターネットで検索すれば方法は出てきますが、多少の知識がないと迷ってしまう可能性があるでしょう。

3-4. 自分で更新や管理をする必要がある

WordPressはソフトウェアの1つなので、開発が進むたびにバージョンアップをします。管理画面に「新しいバージョンがあります」と表示されると更新できるサインなので、自分自身で更新を行いましょう。

しかしWordPressと互換性のあるプラグインが未対応だとサイトが崩れるといったリスクも存在しますので、更新や管理をする際の判断能力が必要です。

3-5. セキュリティ管理が必要

世界中で多くの企業や個人に利用されているWordPressは、ハッカーによる不正攻撃の標的になりやすいです。そのため、プラグインやサーバーの設定でセキュリティ対策をする必要があります。

たとえ専門的な知識や技術がなかったとしても、自ら調べてセキュリティ対策を行い、定期的なバックアップを取るといった管理が必須といえるでしょう。

3-6. 問い合わせ先がない

WordPressには、メールでのサポートや質問フォーラムがあるものの、電話ですぐに対応してくれる問い合わせ先がありません。

そのため、何かわからないことが発生した場合は自分で調べて解決する必要があります。

4. 準備が必要なもの

WordPressを使って自社サイトを制作・運用するには、準備するものがいくつかあります。

ここからは、WordPressの利用に必要なものを3つ見ていきましょう。

4-1. レンタルサーバー

インターネット上へWebサイトを公開するためにはサーバーが必要になります。自社でサーバーを保有していれば話が早いですが、そうでない企業も多いため、月額制のレンタルサーバーを利用する企業も多いです。

「ロリポップ」「さくらのレンタルサーバー」「エックスサーバー」など、さまざまな種類があるので、どこのサーバーを使うかは公式サイトで情報を比較すると良いでしょう。

4-2. 独自ドメイン

インターネット上の住所にあたるドメインは、「お名前.com」「ムームードメイン」などのサイトから取得できます。

独自のドメインを取得できるため、ユーザーに覚えてもらいやすい自社名やサイト名のドメインを取りましょう。一部のドメインは取得に審査があるため注意が必要です。

4-3. デザインテーマ

WordPressの初期テーマは、誰でも使いやすいように簡素なデザインになっています。

無料から有料までさまざまなテーマがインターネット上に公開されているので、好きなテーマを選びましょう。テーマはWordPress内やインターネット検索から探すことができます。

5. まとめ

WordPressは、誰でも簡単にWebサイトを制作・運用できる便利なシステムです。世界で見ても圧倒的なシェア率を誇り、テーマやプラグイン機能で幅広いカスタマイズができる特徴があります。

日本でも政府や企業、教育機関など多くのサイトでWordPressが使われているため、導入のハードルは低いといえるでしょう。自社サイトを作る際はWordPressを使用してみてはいかがでしょうか。

(画像はpixabayより)

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