【チェック5項目】記事の公開前にはこれをチェックしよう

Sambushi編集部です!

どれだけ丁寧に書いた記事でも、ライターや編集者が気づかない部分で誤字脱字があったり、表記ゆれ・リンク切れを起こしていることは珍しくありません。

これらのミスを防ぐためには、記事の公開前に最終チェックする習慣をつけることが大切。ろくにチェックをせずに記事公開し、あとから重大なミスが発覚してしまっては大変です。ユーザーの信用や信頼を失う可能性もある以上、公開前の最終チェックは欠かせません。

記事の公開前にチェックすべき5つの項目は、次のとおりです。

1.誤字脱字がないか
2.表記ゆれがないか
3.改行や段落は適切か
4.トンマナが統一されているか
5.リンク切れがないか
今回は、このチェックしたい5つの項目について詳しくご紹介します。何をチェックしたらいいかわからないというWebメディアの担当者は必見です!

1. 誤字脱字がないか

ライターがどれだけ気をつけて文章を書いていたとしても、誤字脱字は往々にしてあります。

書いているときは誤字脱字に気づかなくても、何度か読み直している間に気づくこともしばしば。一通り記事を書き終えたら、誤字脱字がないかチェックしながら文章を読み返してみましょう。

誤字脱字を簡単にチェックするためには、文章校正ツールを使う方法もおすすめです。文章校正ツールはテキストを入力してボタン1つで誤字脱字をチェックし、該当箇所をあぶり出してくれます。

無料で使えるものから有料までさまざまな種類があり、誤字脱字を見分ける精度も異なります。どこまで文章校正ツールに頼るかによって使うべきツールを選定すると良いでしょう。

ただし、どれだけ精度が優れた文章校正ツールでも、100%の誤字脱字を見抜けるわけではありません。ツールにすべて任せるのではなく、ダブルチェックなど人の目でしっかりと確認することも大切です。

文章を書いたライターだけでなく、テキストチェックを行う校正者・記事をディレクションする編集者が誤字脱字チェックを行えば、記事を公開してから誤字脱字に気づくということもなくなるでしょう。

▼「誤字脱字を防ぎたい」という方はこちらの記事をどうぞ
誤字脱字ゼロへ!Wordの音声読み上げ機能を活用しよう

2. 表記ゆれがないか

表記ゆれとは、同一記事もしくはWebメディア内において、同じ意味を持つ言葉の表記がゆれることを指します。

記事の公開前にチェックしておきたい主な表記ゆれ項目は、具体的に紹介すると次の5つです。

・英語のスペル表記
・「英字」の全角、半角表記
・「数字」の全角、半角表記
・「記号」の全角、半角表記
・ひらく漢字と閉じる漢字

英字や数字などの全角と半角が統一されていないと、読者であるユーザーが文章の読みづらさを感じます。結果的に記事が最後まで読まれることなく離脱してしまう可能性も。言葉の意味が伝わるだけでなく、読みやすい文章にすることを心がけながら表記を統一していきましょう。

文章の表記について明確なルールを設けていない場合は、一般社団法人共同通信社が出版している記者ハンドブックのような資料を参考にすることをおすすめします。

また、ここでチェックする表記ゆれも、文章校正ツールを使ってある程度あぶり出すことが可能です。ただし、文章校正ツールを使ったからといって表記ゆれを100%検出できるわけではないため、誤字脱字と同様に人の目でチェックを行うと良いでしょう。

この表記ゆれチェックで注意しておきたいのが、Webメディアのレギュレーションやクライアントの独自ルールによっては文章校正ツールが「表記ゆれ」と判定しても問題ないと捉えている場合があることです。

一般的には表記ゆれとされる表記でも、記事を掲載するWebメディアやクライアントが是としているのであれば大人しく従うようにしましょう。

3. 改行や段落が適切か

文章全体を通して改行や段落の挿入が適切かどうかも、大切なチェック項目です。

Webメディアによってルールが設けられていることが多いため、記事を書く前はもちろん公開前のチェックでも入念にチェックしておきましょう。

スマートフォンの普及に伴い、PCよりも画面の小さいスマートフォンで記事を読むユーザーが増えています。そのため、改行や段落はスマートフォンで読んだときを想定して適宜挿入するのが望ましいです。

レギュレーションとして設けられる改行・段落のルールの例では、次のようなものが挙げられます。

・改行は段落が切り替わるごとに挿入する
・指定のテキストエディタで三行を超える場合は段落を分ける
・モバイルユーザビリティを重視して一文ごとに改行する

あくまでも一例ですので、掲載するWebメディアでのルールを優先しましょう。改行・段落は、誤字脱字や表記ゆれのように「明らかな間違い」が存在しないため、柔軟な対応が求められます。

改行や段落がなくテキストが延々と続く記事は、文章の読みづらさからユーザーが離脱してしまう可能性も高いです。

一文一文をじっくりと見るのではなく、記事全体の流れを見ながら改行・段落をチェックし、適宜調整していきましょう。

4. トンマナが統一されているか

トンマナは、調子を表す「トーン」と、様式を表す「マナー」の2つを合わせた言葉です。Webメディアの雰囲気に合わせた文章・記事を書くため、ライターへ最初に共有される項目でもあります。

有名な例としては文体が「です・ます調」か「だ・である調」かといったトンマナが挙げられます。当サイトでは前者の「です・ます調」で統一しているため、記事内で「◯◯だ。」「~である。」といった文体は出てきません。

ほかにも「◯◯と思ったことはありませんか?」と読者であるユーザーへ問いかけるような文体や、「◯◯ですよね♪」といった親近感を得やすいフランクな文体などがあります。

これらのトンマナが統一されていないと、記事の内容と文体がミスマッチして読みづらさを感じてしまいます。

とくに文章を書きなれていない初心者が執筆した場合はトンマナ崩れを起こしやすいため、注意深くチェックする必要があるでしょう。

トンマナを表す言葉として「かたい文体」「やわらかい文体」のような抽象的な表現が用いられることがあります。かたい・やわらかいの1つをとってもWebメディアによって正解が異なるため、レギュレーションに則った文体で文章が書かれているかしっかりとチェックしましょう。

5. リンク切れがないか

文章とは直接の関係がありませんが、記事内のリンク切れもチェックしたい項目です。

リンク切れは、記事内に埋め込んだ内部リンクや外部リンクなど、記事から移動するためのリンクが何らかの理由で切れてしまうことを指します。記事を読もうとしたら「404 Not Found」という画面になったことがある人も多いでしょう。

リンク切れで考えられる原因は、次のような項目です。

・リンク先の記事が非公開になった/削除された
・リンク先の記事のURLが変わった
・リンク先のドメインが有効期限切れになった
・リンク先のサイトが閉鎖した

リンク切れが起きると、Webメディアや記事の段階構造を読み取る「クローラー」が正しく記事内を巡回できず、インデックス登録が正常に行われない可能性があります。

公開前のリンク切れチェックはもちろん、公開後にもリンクが切れていないか定期的にチェックすることが大切です。

チェック方法は簡単で、記事内に埋め込んだリンクをクリックして正常にアクセスできるか見るだけ。もしリンクが切れていた場合は、削除したり別のリンクと差し替えるといった対応を行いましょう。

まとめ

今回紹介したチェック項目の順番に決まりはありません。効率よく記事全体をざっくり見てから徐々に細かい部分をチェックする場合は次の順が望ましいです。

1.トンマナが統一されているか
2.改行や段落は適切か
3.表記ゆれがないか
4.誤字脱字がないか
5.リンク切れがないか

記事公開前のチェックは、記事だけでなくWebメディア全体の品質を保つために大切なことです。制作に携わる全員が一丸となって、複数人がチェックできる体制を整えるようにすると良いでしょう。

この記事で記載した項目を参考に、記事公開前のチェックを行ってみてください。

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