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採用活動を成功させるキャッチコピーの作り方。作成の手順やコツを紹介

白紙のノート

採用ページなどに用いられる採用キャッチコピーは、企業の第一印象を左右する重要な要素です。ペルソナ設定をした上でキャッチコピーを作成すれば、自社が理想とする人材の心を動かせるでしょう。本記事では、キャッチコピーが採用活動において重要な理由を始め、キャッチコピーの作り方やコツ、企業の事例を紹介します。


採用キャッチコピーが重要な3つの理由

ペンを持つ女性

自社が求める人材を獲得するためだけでなく、企業のブランディングや採用のミスマッチ防止のためにも採用キャッチコピーは重要です。まずは、その理由を見ていきましょう。

1.応募者の記憶に残る

キャッチコピーは、企業の第一印象を決める重要な要素です。自社の魅力や特徴を打ち出したり、インパクトを重視したりと、キャッチコピーを工夫すれば応募者の記憶に残りやすくなります。

例えば、電車内の広告や店頭のポップにあったキャッチコピーが、なぜか頭に残っている。それは、見た人の心に刺さる言葉や表現がそのキャッチコピーに使われているからです。それと同じで、採用キャッチコピーが応募者の記憶に残ると、ふとした瞬間に自社の存在が思い出され、応募につながりやすくなるのです。

2.企業のブランディングに期待できる

採用キャッチコピーは、企業のブランディングにもつながります。なぜならば、企業の特徴や企業理念、風土や今後のビジョンなどが盛り込まれていれば、他社との差別化が図れるからです。

就職・転職活動をしている人は、より良い条件の就職先を見つけるために数多くの求人情報を見ています。そんな中、採用キャッチコピーで自社の魅力や強みなどをアピールできれば、応募者に自社の印象を強く残せます。

3.企業と応募者のミスマッチを防ぐ

採用した人材が早期退職する原因の一つとして挙げられるのが、企業と応募者のニーズが一致しない“ミスマッチ”です。応募者側からすると、実際に働き始めたらイメージと違ったというわけです。

採用キャッチコピーは、そんなミスマッチ防止にもつながります。自社が理想とする人材像や企業の風土を採用キャッチコピーに盛り込むと、応募者の企業に対するイメージを具体化できます。その上で応募してきた人材は、自分に合う企業だと判断しているからです。

また、採用キャッチコピーに惹かれる応募者は共通点があるので、企業としても理想とする人材が応募してくることに期待が持てます。つまり、採用キャッチコピーは企業と応募者、双方のミスマッチを防ぐのに役立つのです。

【4ステップ】採用キャッチコピーの作り方

ステップが書かれたノート

応募者の記憶に残るキャッチコピーを作るには、まず自社を知ること、そしてペルソナ設定が欠かせません。その上で、キャッチコピーに盛り込むキーワードを考えることが大切です。ここでは、採用キャッチコピーの作り方をステップごとに解説していきます。

1.まずは自社を知る

キャッチコピーに限らず、採用活動をする際は自社への理解を深めることが欠かせません。ペルソナの設定前に、まずは自社の企業理念や風土、特徴、魅力、強み、仕事内容、福利厚生などを書き出していきましょう。

自社の特徴やアピールポイントを明確にした上で、次のステップに進みます。

2.ペルソナを明確に設定する

ターゲットによって、心に刺さる採用キャッチコピーの内容は変わります。ターゲット像が曖昧では効果的なキャッチコピーを作ることはできません。ここでは、ターゲット像よりも詳細な設定をする“ペルソナ”を決めていきましょう。

ペルソナ設定では、年齢や性別といった基本情報だけでなく、家族構成や性格、自社の仕事内容に対するリテラシー、スキルなど、理想とする人材像を明確にすることが重要です。ペルソナを設定することによって、採用キャッチコピーに何を盛り込むべきか、ヒントが見えてきます。

3.ペルソナと自社の共通点を考える

ペルソナ設定ができたら、「ペルソナは何を魅力に感じるのか」「何を知りたいのか」を考えます。要素を書き出したら、次は「自社の魅力」や「自社が伝えたいこと」を考え、共通点を見出しましょう。それこそが、採用キャッチコピーに盛り込むべきキーワードです。

4.キーワードをキャッチコピーに落とし込む

このステップにくれば、キャッチコピーに盛り込みたいキーワードがいくつか書き出せているはずです。そのキーワードを組み合わせて、採用キャッチコピーを作成します。

ただし、書き出したキーワードすべてを盛り込んでしまうと、応募者へ一番伝えたい部分の印象が薄れてしまいます。ペルソナが求めているもの、そして自社との共通点を訴求ポイントにした上でキャッチコピーを考えましょう。

他社と差をつけるキャッチコピー作りのコツと事例

イラストが描かれたノート

盛り込みたいキーワードを羅列しただけでは、見た人の心になかなか響きません。ここでは、人材の心を惹きつけるキャッチコピー作りのコツと、企業の事例を紹介します。

簡潔な言葉で表す

キャッチコピーの長さに決まりはありませんが、簡潔な文章にするのがポイントです。なぜならば、人が瞬間的に認識できる文字数は9~13文字程度と言われているため。あまり長くすると、見た人の興味をそいでしまうかもしれません。

キャッチコピーは自社の印象を左右するだけでなく、存在を知ってもらう一つのきっかけでもあるので、まずは見てもらうこと、そして興味を持ってもらうことが大切です。

<キャッチコピーの事例>

「愛が真ん中」

※出典:稲畑産業株式会社

「やってみなはれ」

※出典:サントリー

具体的な数字を入れる・表記を変換する

キャッチコピーに具体的な数字を入れると、インパクトが強くなって応募者の記憶に残りやすくなります。また、数字によって説得力が増し、応募者の自社への興味関心や信頼性が高まる効果も。

例えば「残業が少ない会社です」よりも「残業は週に1時間以下」の方が、例文だとしても具体的なイメージを抱きやすいでしょう。また、具体的な数字には自社の魅力をよりアピールできるメリットもあります。

その他、他社と差別化を図りたい時はあえてカタカナ・ローマ字表記にするのも一案です。同じ単語でも、表記が違うだけで応募者に与える印象は大きく変わります。

<キャッチコピーの事例>

「噛みつけ。Be a Fighter.」

※出典:株式会社博報堂アイ・スタジオ

「キミはどんな先駆者になる?」

※出典:株式会社電通

メッセージ性を重視する

ペルソナの心を動かすような、メッセージ性のあるキャッチコピーにするのも効果的です。「自分に合っているのはこの企業だ」と思ってもらえるよう、ペルソナ視点で考えましょう。

<キャッチコピーの事例>

「いい子になるな、いい個になれ。」

※出典:株式会社三井住友銀行

「アオい情熱を待っている」

※出典:伊藤忠商事株式会社

あえて句読点を使う

近年は、キャッチコピーにあえて句読点を使う企業も多く見られます。途中に打つ読点はリズム感を、文末に置く句点は力強さを感じさせます。句読点は、キャッチコピーにトレンド感を出したい時にもおすすめの手法です。

<キャッチコピーの事例>

「もっと、しよう。」

※出典:明治ホールディングス株式会社

「誰かの、いちばん星であれ」

※出典:サッポロビール株式会社

新卒と中途採用で方向性を変える

キャッチコピーは、新卒採用と中途採用で求められる方向性やメッセージ性が異なります。

新卒採用で求められるのは、福利厚生の充実度や働きやすさ、企業理念などです。一方、中途採用では仕事内容が満足できるか、自分のスキルが活かせるか、労働条件が良いかなど、これまでの経験と比較できる部分が求められます。

<新卒採用のキャッチコピー事例>

「わくわく、本気でいこう。」

※出典:株式会社エイチーム

「一緒なら、世界は変えられる。」

※出典:東京海上日動火災保険株式会社

<中途採用のキャッチコピー事例>

「人生を選択する。ライフを選択する。」

※出典:大和ライフネクスト株式会社

「願望で終わるな、渇望せよ。」

※出典:株式会社リクルート

採用キャッチコピーは「Wantedly」でも活用を

Wantedlyのホーム画面

採用キャッチコピーを考えたら、Wantedly(ウォンテッドリー)でも活用しましょう。Wantedlyは共感でマッチングする採用オウンドメディアなので、自社の魅力や雰囲気をアピールすることが大切です。ここでは、Wantedlyで採用キャッチコピーを活用する方法と、運用代行サービスを紹介します。

募集記事のタイトルに活用して自社の魅力をアピール

ユーザーはタイトルとカバー画像を見た上で、その募集記事をクリックするか否かを判断します。採用キャッチコピーを募集記事のタイトルに盛り込み、ユーザーの目を引きましょう。

仕事内容といった基本情報に加え、ペルソナの悩みや野望など、内に秘めたものにアプローチするキャッチコピーだと、求める人材が興味を持ってくれる可能性が高まります。まずは募集記事をクリックしてもらえるよう、先述したコツを活用して自社のキャッチコピーを考えましょう。

考えるのが難しい時は運用代行サービスの活用を

キャッチコピーの重要さや作り方を知っても、なかなか良い案が浮かばない。もしくはそもそも人手が足りず、Wantedlyの運用ができていない企業も多いのではないでしょうか。

そんな時は、運用代行サービスを活用する方法があります。株式会社リファイドなら、募集記事の作成やキャッチコピー作りのサポートだけでなく、メインページやストーリー記事、スカウトテンプレートの作成も代行。さらに、応募者への一次対応や応募者の管理も代行可能です。

Wantedlyの運用でお困りの時は、リファイドまでお気軽にご相談ください。

魅力的な採用キャッチコピーで、理想の人材の心を掴もう

握手をするビジネスマン

企業の第一印象を左右したり、応募者とのミスマッチを防いだりと、採用活動において重要な役割を担う採用キャッチコピー。理想の人材の心を掴むキャッチコピーを作成するには、自社を理解した上でペルソナの求めるキーワードを見出すことが大切です。

そして、そのキャッチコピーをWantedlyの募集記事のタイトルにすることで、より多くの応募者の目に留まることでしょう。Wantedlyの運用にお困りの方は、運用代行をリファイドにお任せください。

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