初めてでも簡単note proの設定方法徹底解説!企業noteの活用事例もご紹介

Sambushi編集部です!

今回は、noteの法人向けサービス「note pro」の特徴や設定方法をステップバイステップで紹介します。
企業の情報発信や顧客との繋がりを強化したいと考えているのであれば、noteを活用しない手はありません
noteの活用で成功をおさめている企業の事例もあわせて紹介しますので、導入の参考にお役立てください。


note proの特徴

note proとは、noteの有料版で法人の情報発信をサポートするサービスです
「誰でも無料で」文章や動画などを発信できるnoteに対して、note proは「月額料金を支払えば」豊富な機能が利用できます。
たとえば、独自ドメインの適用やSNSとの連携、アナリティクスβ版(分析ツール)の使用などnoteにはない機能を利用することにより、自社のブランディングや分析力の強化が期待できます
また、note proでは、個別サポートや契約企業限定ミートアップへの参加など充実したサポートを受けることもできます。手厚いサポートのもとで安心してオウンドメディアの運営ができる点も、noteにはない大きな特徴のひとつです。

ここで、note pro運営事務局が公表したデータを元に作成したグラフを見てみましょう。

法人のうちnote pro利用者とnote利用者を比較した場合、note pro利用者の平均投稿数は1.7倍、平均PV数は5倍、平均読了PV数は4.5倍、平均スキ数は3.3倍となっています。これらデータが示す圧倒的な数値の差は、note proならではの機能が企業にとって有効に働いていることを示しています

▼下記の記事ではnoteを運用するメリットと活用法を紹介しています。
企業noteの活用法を徹底解説!単なるブログにしない運用のコツも教えます
▼下記の記事ではnote proの機能を紹介しています。
法人向け「note pro」は何ができるの?料金や独自ドメイン、機能を大調査

note proを始める4つのステップ

ここでは、note proを始める手順をステップバイステップで紹介します。
以下4つのステップで、note proの立ち上げをスムーズに進めていきましょう。

ステップ1. 運用の目的を明確にする
ステップ2. 運営体制を構築する
ステップ3. note proを申し込む
ステップ4. 記事を作成する

ステップ1. 運用の目的を明確にする

note proを始めるにあたってまずは、「運用の目的」を明確にすることが重要です。というのも、目的を定めないとそれに適した運用方法を考えることができないからです。
たとえば、「採用目的」であれば、商材の開発ストーリーを記事としてユーザーの興味を惹きつけたり、社員インタビューを通して会社のカルチャーを発信してマッチング率を高めたりといった運用方法が考えられます。
また、「広報活動」が目的であれば、note(note pro)が企画している「#オープン社内報」を利用して、社員しか入れない社内の様子を公開することで、企業の情報発信ツールとして活用することも考えられます。

このようにコンテンツや運用方法は、目的によって変わってくるため、「運用の目的」なくして先に進めることはできません。

ステップ2. 運営体制を構築する

運用目的を明確にしたあとは、実際にnoteを運用するチームを構築しましょう。note proを運用するためには、企画と方針を決める責任者、チェックを行う編集者とライティングを行うライターが必要です。各担当者を任命し、それぞれが無理なく運用できるような体制であることが重要です。
というのも、集客やブランディングなどnote pro運用の効果はすぐに出るものではないからです。結果に結び付けるためには、継続的な記事の発信や定期的な効果検証、それに伴う改善を繰り返し行う必要があります。
そのため、付け焼刃の対応ではなく、中長期の運用に耐えられる無理のない体制を整えることも重要です。

参考:https://biz.note.com/n/ncb1d78e105b6

ステップ3. note proを申し込む

運営体制の構築ができたら、note proに申し込みましょう。
以下のフォームから申し込むか、既存のnoteアカウントをアップグレードすることでnote proのサービスを利用開始することができます。

note pro申し込みフォーム:https://pro.lp-note.com/#form

※note proを申し込んだ後には、プロフィールの設定などが必要です。詳しくはこの後「3. アカウント取得後にやるべきこと」で詳しく紹介します。

ステップ4. 記事を作成する

ここまで準備が整ったら、あとは実際に記事を作成し、コンテンツをアップします。
コンテンツを作成する際には、読者目線に立ち、ターゲット層が読んで、楽しい、ためになると思ってもらえるような記事を心がけることが大事です。
noteを運営するnote株式会社では、参考になりそうな事例やアイデア、記事をまとめて「note活用ガイド」として公開しています。どのような記事を書くべきか、読者を魅了する記事とはなにか、迷った際にはこれらを参考にするといいでしょう。

アカウント取得後にやるべきこと

note proのアカウントの取得をしたら、運用を開始する前に5つ、取り組むべきことがあります。これらに取り組むことで、スムーズな運用につなげられます。

プロフィールの設定

note proではアイコンやニックネームのほかに、プロフィール文を設定できます。プロフィール欄を設定して、自社の興味関心やnoteで発信するテーマなどについて詳しく紹介しましょう

リアクションの設定

note proには、読者が「スキ」ボタンを押した時に、登録しておいたメッセージまたは画像を表示できる「リアクション機能」があります。
リアクションを設定することで、「スキ」をくれたユーザーに感謝の気持ちを表しましょう

SNSと連携

noteにはSNSとの連携機能があります。無料版noteではTwitterとFacebookに連携でき、有料版note proでは、YouTubeやInstagram、LINEや自社サイトへのリンクの表示も可能です。
noteはSNS、特にTwitterとの相性が良いため、SNSと連携することで記事が露出され、新規ユーザーを集客するのに有効です

使い方や活用法を確認

上記3つの3つの設定を終えたら、noteの使い方や活用方法を確認しましょう。
noteを運営するnote株式会社による「noteをまなぶ」では、活用方法の記事やマガジン、YouTube動画でnoteの有効的な活用方法を学べます。
また、オンラインによる「note勉強会」も定期的に開催されています。note機能の説明から記事の書き方までさまざまなテーマで開催されていますので、気になる回を探して参加するのもいいでしょう。

noteの記事を読んでみる

クリエイターファイルでは、noteを運営しているnote株式会社がピックアップした、高いクオリティの記事やコンテンツが紹介されています。こういった実際のnote記事を読んでみることも、自社のコンテンツ制作の参考になります。

企業のnote pro活用事例

最後に、note proを導入している企業の活用事例を紹介します。実際の事例を見ることで、自社のnote pro活用の具体的なイメージを掴みましょう。

KIRIN(キリンホールディングス)

KIRINは、2019年4月からスタートした「キリンビール」のアップデート版です。名称の変更とともに、アカウントのコンセプトも「noteを介した人との交流を楽しむ」ことから、「キリングループ全体の思想を発信する」ものへとアップデートされています。

2022年10月現在のフォロワー数は14,000人超。CSV(共有価値)の実践に取り組む従業員の活動を取り上げたシリーズ「1ミリ変える、ストーリー。」や、お客様相談室で実際にあった顧客と担当社員とのやりとりを連載形式で紹介する「こんにちは。お客様相談室です。」など、社員の声を通して企業の想いをユーザーに発信することで、企業のブランディングに成功しています。

ひふみラボ

ひふみラボは、投資信託「ひふみ」を運用するレオス・キャピタルワークスの公式noteです。ちょっととっつきにくい「お金」や「投資」の本当の楽しさ、おもしろさを伝えることを目的として運営されています。
小説や連載、コラムなど読み物として誰でもカジュアルに楽しめるコンテンツのほか、noteとコラボして開催している投稿コンテスト「#ゆたかさって何だろう」では、SNSでの拡散効果も見受けられます。

Netflix

インターネット上で世界中の映画やドラマ、アニメなどの動画配信サービスを提供しているNetflixもnote proを上手く活用している企業の一つです。
作品の紹介やインタビューのほか、作品をさまざまな視点から分析するマニアックな考察など、Netflix をより楽しむためのnote pro限定コンテンツを発信しています。

「先生おしえて!」では、Netflixの作品を観てわいたちょっとした疑問をその道のプロに聞きいたり、「ネトフリでなに観てますか?」では著名人に最近ネトフリで観た作品を聞くなど、連載シリーズも大人気。
映画やドラマに少し興味を持っている層から映画大好きマニア層まで、幅広いユーザーが読んで楽しめるコンテンツになっています。

まとめ

note proの機能は企業のマーケティング活動に有効で、自社のブランディングや分析力の強化が期待できます。また、定期的な勉強会・コミュニティへの参加やnote公式サイトの運用を学べるコンテンツ、そして導入フォローからその後の継続的なサポートが受けられるなど、企業が安心してnoteの運用ができる体制が整っています。

これを機に、自社のサービスや魅力・想いを多くの人に届けるために、note proの活用を検討してみてはいかがですか?

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